コクヨグループのコクヨサプライロジスティクスは、6月1日から、物流センター含め管理する8つの全事業拠点に勤務する社員に、コアタイム無しのフレックスタイム制度を導入することを発表した。

コクヨサプライロジスティクスは、働きやすい職場環境への改善を通して、社員のワークライフバランス向上の為に様々な施策を行っているという。

スタッフ部門ではコアタイム無しのフレックスタイム制度を2018年7月より導入していたが、今回対象を物流センター勤務者含む全社員へと拡大。

同社は、物流現場の月ごと、日ごとまた1日のうちの入出荷量波動によってもたらされる業務時間への影響を課題としていたが、フレックスタイム制度を導入することで業務の繁閑に応じ、業務時間を社員が自律的に選択できるようになり、可処分時間の創出や心身的負担軽減に繋がると考えているという。

また物流業界は、翌年に迫った2024年問題(トラック運転手への労働時間規制)や少子高齢化に伴う労働力の減少等多くの問題を抱えている。

コアタイム無しのフレックスタイム制度を導入することで、多様な人材が自分らしく働ける事やワークライフバランスの向上を後押しし、物流現場での人材獲得と定着化を目指しているとのことだ。

■全事業拠点へのフレックスタイム導入概要

2023年5月31日まで:
16種類のシフト勤務
(シフト例:08時45分~17時30分、10時00分~18時45分、13時00分~21時45分)

2023年6月1日から:
コアタイム無しフレックス勤務