OpenAIのCEOサム・アルトマン氏は5月24日、欧州連合(EU)が現在準備している新たなAI規制を順守できなければ、同社はEUでの事業を停止する可能性があると述べたと米タイム誌が報じた。
欧州諸国歴訪中の同氏はEUの規制当局者と会談を行い、AI法について協議した。現時点の法案では、同社が開発した ChatGPTを含む大規模AIが「ハイリスク」に指定されるかもしれず、それらを手掛ける企業は追加の安全要件に従うことが求められる可能性がある。
同氏は「順守できる場合には順守するが、順守できない場合には事業を停止する。努力はするが、可能なことには技術的な限界がある」と述べ、新たな規制への対応の困難さとその影響を示唆した。