ソフトバンクは、「スマートキャンパス構想」として、5Gの活用などにより大学のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援する取り組みを開始すると発表した。
同構想は、キャンパス構内における5Gネットワーク構築や、「LINE」プラットフォームを使った大学運営のデジタル化などを通じて、教育や研究の推進とデジタル人材育成への貢献を目指すものだという。
第1弾として、ソフトバンクは京都産業大学およびLINEと、「先端技術を活用した新しい学生生活の実現・研究に関する包括連携協定」を締結。同協定に基づき、京都産業大学のキャンパスにおける5Gネットワーク整備を進め、2023年度末までにパブリック5Gを、2024年度以降に法人向けの「プライベート5G(共有型)」を提供する予定。
整備した5Gネットワークを活用し、AR・VRソリューションやインタラクティブ掲示板、混雑状況の情報配信ソリューション、顔認証システムなどの提供も計画しているという。さらに、先端技術を活用したイノベーション創出に向け、学生参加型のワークショップを2023年6月から開催するとのことだ。
また、ソフトバンクと京都産業大学、LINEは共同で「LINEスマートキャンパス」を構築し、学生の入学前から卒業後まで、全てのステージにおいて一気通貫の支援を実施。具体的には、「LINE公式アカウント」や「LINEミニアプリ」などを利用し、学生の生活や活動をサポート。その他、スマートキャンパス化をサポートする専任の「スマート・キャンパス ディレクター」を京都産業大学に派遣するとしている。