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全国のシングルマザーを支援するシンママ応援の会は、公的支援では足りないシングルマザーの生活への支援サービスを提供開始したと発表した。
シンママ応援の会は、提携している自身もシングルマザーである複数のインスタグラマー・インフルエンサーの協力のもと、シングルマザーにアンケートを実施。
調査の結果、課題として声が大きい内容は「特に離婚直後に、収入の不安定や保証人がいないなどの原因で、希望の住居を借りることが困難であること」「貯蓄が少ない中で、また雇用形態が正社員でなくパートなどのため、福利厚生が十分でないため、怪我、病気になった場合の生活の不安=収入の補償がないこと」の2点であったという。
同会は、この2点への対応としてシングルマザー専用の補償サービス開始に至ったとしている。
1.離婚直後の居住困難を解消
離婚時などの新しい住居への入居時に「収入証明の提出」や「連帯保証人の存在」など入居審査で困ることが多いという声をうけ、大手の家賃保証会社の協力により、シングルマザーの生活環境や収入状況を考慮した家賃保証サービスを全国エリアで提供開始(物件条件によっては一部対応できないエリアあり)。
同会の会員は、同会事務局に問い合わせることで、住居条件に応じて大手の家賃保証会社が対象エリアの不動産会社を連携するサービスとなっている。
2.少ない貯蓄での不安を解消
統計やアンケート等でもシングルマザーは貯蓄が少ないのが現状にあり、怪我や病気で仕事を休むことになると家計への影響が大きいため休むことが困難だという声が多いという。
それを受け同会は、団体長期障害所得補償保険を提供しているキャピタル損害保険の協力で、シングルマザー専用の給与補償サービスを開始。これは、キャピタル損害保険が会員であるシングルマザーへの補償として、怪我や病気(精神疾患等含む)の際、毎月5万円を3年間に渡り支払うサービスとなっている。
なお、同補償サービスは、同会に入会費を支払った人には追加費用なく提供されるものとしている。
■サービス開始に伴う記念イベントを開催
同会は、「MOTHERチャレンジの日」である8月8日に記念イベントを開催するという。
当日は、参加者の60%が一人親であるこども食堂を運営したり、支援をしている団体やSDGsの推進に積極的な企業、シングルマザーを支援しているNPO等との合同チャリティーイベントを実施。
また参加者(シングルマザー1,000名参加予定)へ、支援企業からの寄付を中心に食品等の支援を予定しているとのことだ。