ファミリーマートは、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH)、カイバラボ、伊藤忠商事、データ・ワンとリテールメディア事業での協業に関する覚書を締結したことを発表した。
同取り組みは、ファミリーマートおよびデータ・ワンのデータとPPIHグループのデータを掛け合わせることで、大規模かつ効果的な広告配信の基盤を構築するという。
利用者の購買を捉える範囲を広げ理解度を高めることで、興味や関心により合致した情報提供を行うとともに、メーカー等の広告主にとってもより効果的な広告配信を実現するとのことだ。
また、データの掛け合わせに加えて、全国のファミリーマート3,000店以上に設置されている国内最大級のサイネージネットワークと、PPIHグループ全業態(DS、GMS)で導入を強化している店内パネルサイネージを連携させることにより、広告の相乗効果の検証や新たな広告商品の開発も推進するとしている。
デジタル接点であるインターネット広告とリアル空間の店舗におけるサイネージ広告等を組み合わせることで、来店時のみならず来店前から来店後までの消費者の生活動線を一気通貫した、より効果的な広告配信が可能となるという。
ファミリーマートは、今回のPPIHグループとの提携を核として更なる提携を推進し、新たなリテールメディアの創出を目指していくとのことだ。