熊本市は、ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」などを運営するBASEと、産業振興に関する連携協定を締結したことを発表した。

熊本市とBASE、産業振興に関する連携協定締結

熊本市では、自社通販サイトの開設支援やその運用・活用の支援について、これまでもEC展開の伴走や環境整備を支援し、更なる販路拡大に取り組みを実施。加えて教育委員会においても、ICT機器を活用した教育の推進や市立高校でのプログラミング学習の取り組み、デジタル人材の育成にも力を入れているという。

今回、熊本市とBASEの相互連携のもと、中小企業等へのEC展開支援やECを活用した教育など、熊本市域内の産業振興に係る取り組みをより一層促進していくことを目的に、同協定の締結に至ったとのことだ。

■連携協定の概要

熊本市が取り組む中小企業等の販路拡大支援と、BASEが運営するネットショップ作成サービス等が連携することにより、中小企業等へのEC展開支援やECを活用した教育を促進。熊本市域内の産業振興に取り組むことを目的としている。

【連携内容】
●中小企業等へのEC展開支援に関すること
●ECを活用した教育に関すること
●その他、熊本市域内の産業振興に関すること

なお、今後は市立必由館高校とBASEが連携して、「ネットショップ(自社ECサイト)作成体験授業」を実施予定。

授業は、BASEの担当者が高校に赴き直接生徒にネットショップ作成等をレクチャー。受講する生徒はBASEの持つ豊富で実務的なネットショップに関する知識と技術を学習するという。

実際に端末を操作しながらネットショップを作成することで、より体験的・実践的・探究的な学習機会となり、卒業後すぐに活かせるネットショップ運営のノウハウや知識を身に付けることができるとしている。

熊本市は、同取り組みによりデジタルネイティブ世代が将来の地域経済を活性化していくための実践的な学びの機会を提供していく予定とのことだ。なお、具体的な日時・内容は決まり次第追って発表予定としている。