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学情は、企業・団体の人事担当者を対象に、「Z世代の採用」に関するアンケートを実施し、結果を公表した。
Z世代は特に「キャリアの自律」への関心が高いと言われており、実際に企業は変化を感じているのか、アンケートを実施したとのことだ。
■Z世代の採用や新入社員の受け入れにおいて、「価値観の変化を感じる」と回答した企業が6割に迫る
Z世代の採用活動や新入社員の受け入れにおいて、約6割が「他の世代との違いや価値観の変化を感じる」と回答。
「希望する部署に配属されるかを意識する学生が増えている」「自身が成長できるかを重視し仕事選びをする学生が増えている」「転職も視野に、新卒で入社をする企業を選ぶ学生も増えていると感じる」など、「自律的なキャリア形成」への関心の高まりを指摘する声が上がったという。
■「キャリアの自律」への関心の高まりを受け、14.4%の企業が人事制度を変更
若い世代の価値観の変化や「キャリアの自律」への関心の高まりを受けて、新入社員の受け入れ方法や人事制度を「変更した」と回答した企業は14.4%。
「変更はしていないが、変更を検討している」と回答した企業は42.5%に上り、半数以上の企業が「変更」または「変更の検討」をしていることが分かった。
■新入社員の受け入れ・人事制度で変更・変更の検討をしていることは「研修制度」が最多
新入社員の受け入れ方法や人事制度について、変更したこと・変更を検討していることは、「研修制度」が57.9%で最多となった。次いで「給与体系」が42.1%、「上司と部下のコミュニケーション方法」が41.6%と続いた。
「自身の人生について考える研修を新たに実施するようになった」「給与体系を見直し、年功序列型の給与体系から、個人の業績・成果に連動する給与体系に変更した」「1on1を実施するようになった」などの声が寄せられたとのことだ。
【調査概要】
調査期間:2023年2月20日~2023年2月28日
調査対象:企業・団体の人事担当者
有効回答数:612件
調査方法:Web上でのアンケート調査
<参考>
学情『「Z世代の採用」に関する調査』