日本音楽著作権協会(JASRAC)は、2023年度(2023年4月から2024年3月)の各分配期に適用する管理手数料実施料率を引き下げると発表した。

対象となる使用料の区分は、「大規模演奏会等」「カラオケ」「ビデオ上映」「遊技機(上映・演奏)」「映画上映」となる。

管理手数料実施料率

JASRACの管理手数料は、著作権管理の業務に要する実費を賄うもので、著作権等管理事業法の定めに従い、管理委託契約約款において利用形態別に料率(届出料率)を定めているという。

実際に適用する料率(実施料率)は、著作者、音楽出版社、学識経験者等で構成する理事会の承認を得て、届出料率の範囲内で決定されている。

JASRACは、音楽を利用する人々から支払われた使用料がクリエイターの新たな創作へとつながるよう、今後も著作権管理を推進するとともに、業務の効率化と経費の削減に向けた取り組みを続けていくとのことだ。