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一条工務店は、花粉症と診断されている、または、花粉症だと自覚している男女450名を対象に、「花粉症に関する意識調査2023」を実施し、結果を公表した。
今春の花粉飛散量は、環境省の発表によると過去10年間で最大とも予測されており、調査の結果からも、花粉症の症状が日常の生活に様々な弊害を引き起こしていることがわかったとのことだ。
■花粉症シーズンに花粉症を理由に外出を控えたことがある人は5割以上。
花粉症と診断されている、または花粉症だと自覚している男女450名に、「花粉症シーズンに、花粉症を理由に外出を控えたことはあるか?」と尋ねたところ、「よくあった」と回答した人は15.1%で「たまにあった」と回答した人を合わせると、5割以上の人が花粉症を理由に外出を控えたことがあると判明。
■自宅でも屋外と同等の症状が出る人は約4割
「屋外に比べて自宅にいる時に症状がひどくなるか?」の問いには、37.6%の人が「自宅でも屋外と同等の症状が出る」と回答。さらに、自宅にいる時の方が症状がひどくなる人は約25%いることがわかった。
■自宅で花粉症の症状が特にひどいタイミングは「起床時」が1位。
「自宅で花粉症の症状が特にひどいのはどんな時か?」と尋ねたところ、1位は「起床時」で、42.9%の人が回答。2位「窓を開けた後」42.4%、3位「洗濯物を取り込む時」33.3%と続く。
また、起床時に花粉症の症状が出ると、仕事や勉強のモチベーションがどの程度低下するか、低下率を回答してもらったところ、50%~100%低下する人が合わせて半数以上となった。
さらに、「花粉症の症状で夜眠れないことはあるか?」の質問には、「たまにある」が最も多く、「よくある」と回答した人と合わせると、50%以上の人が花粉症の症状が原因で眠れないことがあると判明。
■花粉症によって自身のパフォーマンスが落ちると感じたことのある人は8割以上。1割の人が実害(叱責・降格・減給など)を受けた経験あり。
「花粉症によって仕事・勉強・家事でミスしたり、スピードが遅くなるなど、自身のパフォーマンスが落ちると感じたことがあるか?」の問いに、「はい」と答えた人は8割以上となった。
さらに、「はい」と回答した人に、「パフォーマンスが落ちることによって実害(叱責・降格・減給など)を受けたことはあるか?」と尋ねたところ、「はい」と回答した人は約1割という結果に。
■花粉飛散量が全国的に多いと予測されている2023年、外出時に強化したい対策は?
環境省の発表によると、今年の春の花粉飛散量は前シーズンを大幅に超えるところが多く、過去10年間で最大と予測されている。
そのような状況において、「外出時に強化したい対策はあるか?」と尋ねたところ、1位は「目薬・点鼻薬を常備する」が66.9%となり、約7割の人が回答した。続いて2位「ティッシュを多めに持ち歩く」は53.1%、3位「高機能マスクにする」は47.3%という結果になった。
さらに「自宅内で強化したい対策はあるか?」の質問に対しては、1位は「手洗い・うがい・洗顔」「空気清浄機を使う」が同率で、5割の人が回答。2位「室内干しをする」は46.2%、3位「薬を服用する」は43.1%と続く。
■花粉症シーズンに、室内干しをしている人は7割以上。
「花粉症の対策として、室内干しをしているか?」の問いに対しては、20.7%が「花粉症シーズン中はしている」、10.7%が「花粉予報に応じてしている」と回答。合わせて約3割の人が花粉症の対策として室内干しをしていいることが判明。
さらに「普段からしている」を合わせると、花粉症シーズンに室内干しをしている人は7割以上いることがわかった。
■調査概要
調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2022年12月24日~2023年1月3日
調査対象:花粉症と診断されている、または花粉症だと自覚している男女
有効回答数:450サンプル
回答者:男性148名、女性302名
10代以下1名、20代47名、30代181名、40代120名、50代64名、60代34名、70代以上3名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100にならない場合あり。
<参考>
一条工務店『花粉症に関する意識調査2023』