東洋製罐グループホールディングスの連結子会社である東洋メビウスは、埼玉県熊谷市に新物流倉庫である熊谷物流センターを、2023年4月より営業開始することを発表した。
熊谷物流センターは、延床面積約22,000㎡、およそ15,000パレット(1440×1100mmサイズ)が保管可能な大型倉庫。
東洋メビウスは、熊谷物流センターを、「環境配慮」、「得意先へのサービス向上」、物流基盤の構築にともなう「ホワイト物流の推進」の3つを実現するための次世代倉庫のモデルケースとし、持続可能な物流の実現に取り組んでいくとのことだ。
■「ホワイト物流の推進」概要
●環境配慮
太陽光発電システムの設置、高密度保管システムの採用、トラック予約受付システムの導入により、省人・省力・省エネ化に積極的に取り組みを実施。また、茶殻をアップサイクルした「茶殻配合防音パネル」採用など、環境に配慮した地球にやさしい次世代倉庫を目指す。(CASBEE建築評価Aランク取得済み、ZEB認証取得審査依頼中)
●得意先へのサービス向上
熊谷物流センターが位置する埼玉県北部近隣には酒類・清涼飲料充填工場が多く、従来から飲料容器を中心に365日24時間フルタイムでデリバリー対応を行っている。
同センターは生産拠点と得意先群を繋ぐハブ倉庫として、より柔軟性の高い対応にて製品を届けるとともに、これまで容器物流で培ったノウハウを活かし、衛生管理の行き届いた保管環境を提供することで、製品の安全と品質を守りる。
■ホワイト物流の推進
高密度保管システムやトラック予約受付システム導入などの環境整備を進めて、物流の平準化・効率化・共同化に向けた基盤構築を実現。これにより、ホワイト物流の実現を進めていくとしている。
【熊谷物流センター概要】
所在地:埼玉県熊谷市妻沼西二丁目(妻沼西部工業団地内)
敷地面積:17,800㎡(5,400坪)
延床面積:22,000㎡(6,700坪)
着工:2022年4月
完成:2023年2月末
設計・施工:清水建設
【熊谷物流センターの特徴】
①高密度保管システム「マジックラック」(住友重機械搬送システム株式会社)
ディープストレージ(多重配列保管)方式により保管効率向上を実現、
また、入出庫と荷揃えの自動化により保管エリア内でのフォークリフト
作業を削減し、飛躍的な作業効率の向上と省人化に貢献します。