アイリスオーヤマは、静岡県新富士裾野工業団地内の土地および建物を取得し、飲料水の生産・物流拠点となる「富士裾野工場」を新設することを発表した。
アイリスオーヤマは、静岡県裾野市と立地協定および防災協定を締結し、工場の稼働開始時期は2023年6月を予定しているとのことだ。
同社は、2021年2月に富士小山工場の一部を改修して飲料水事業に本格参入。今回新設する富士裾野工場では、天然水と強炭酸水の生産設備を導入し、順次生産を開始するという。
これにより、富士小山工場の生産分も合わせて、前年比約2.5倍の供給体制を実現し、飲料水事業の一層の拡大を目指すとのことだ。
また、富士裾野工場の敷地内に平置きの物流倉庫を新設することで、物流・保管能力を強化し、災害時でも飲料水などの物資を迅速かつ円滑に提供できる体制を構築。
同工場の取得と稼働に伴い、静岡県内で約300名を優先採用するとともに、同県に移住して同工場に勤務する従業員に対しては、引越し費用の補助等の支援を行うとしている。
なお、富士裾野工場の飲料水生産に関する概要は以下の通り。
同社は、今後も国内各地に生産拠点等を拡充し、産業基盤を強化することで、雇用の創出と経済活性化に貢献するとのことだ。