新東通信 / CIRCULAR DESIGN STUDIO.(以下、新東通信)は、一般社団法人白馬村観光局(以下、白馬村観光局)、Final Aimと共同で、Web3.0技術を活用した実証実験を白馬村で行うと発表した。
長野県北部の北アルプス山麓に位置する雄大な山々に囲まれた地”白馬村”は、スキーやスノーボードが楽しめるウィンターシーズンのみならず、オールシーズンで北アルプスの大自然を満喫できる唯一無二の「マウンテンリゾート」。
白馬村観光局と新東通信では、白馬村の目指す「サステナブルリゾート実現」に向けて、サーキュラーエコノミーをテーマとしたカンファレンスである「GREEN WORK HAKUBA」を中心に、村内・村外の事業者を巻き込みながら様々な取り組みを行ってきたという。
幸いにも早期の積雪に恵まれ、海外からの観光客も戻りコロナ前の賑わいを取り戻しつつある今シーズン。同プロジェクトは、「GREEN WORK HAKUBA」の一環として、地域の活性化の手段として着目されているWeb3.0技術を活用し、今後の白馬村での有効な活用方法を検討するための実証実験として取り組むとのことだ。
実証実験「Non-Fungible HAKUBA」概要
今回の実証実験では、今シーズンの冬の白馬村の写真を募集し、その写真に紐づく撮影情報(時刻・位置など)をブロックチェーンに記録し特設サイトで公開。写真投稿者へは証明書としてNFT(Non-fungible Token)を発行する取り組みとなる。
気候危機の影響で深刻な雪不足に直面してきた白馬村の美しい自然を改ざん不可能(Non-fungible)な記録として残すという意味を込めたプロジェクトとなるとしている。
●実証実験名:「Non-Fungible HAKUBA」
●写真投稿募集期間:2023年2月中旬まで予定 *事前招待者のみを対象
●特設サイト公開:2023年3月予定 *サイトURLは追って公開
<特設サイトイメージ>
同プロジェクトは技術パートナーであるFinal Aim社が提供するブロックチェーンプラットフォーム「Final Chain」をもとに、テストネット環境下にて行う期間限定での技術検証を⽬的としている。
今回の取り組みを通じた知見をもとに、今後の白馬村における本技術の活用を検討すべくファーストステップとして位置付けており、将来的には白馬村における様々なアクション(例えば環境負荷の低い観光・宿泊体験へ参加)を可視化し、その貢献度に応じて、より自然を楽しんでもらうためのインセンティブを提供することで観光業を中心とした白馬村の環境負荷低減につなげることも構想しているとのことだ。