スズキは、インドのGujarat Grassroots Innovation Augmentation Network(以下、GIAN)と協業に合意。インド農村部の課題解決や発展に貢献する商品やサービスの創出をめざすと発表した。

GIANは、農村地域におけるイノベーション文化の育成を目的として、グジャラート州やインド経営大学院アーメダバード校などの協力により1997年に設立された、農村課題の解決に特化したインドの研究機関。インドの大学や国際機関(UNICEF、UNESCO、UNDP等)などと多くの協業を行っているという。また、草の根からうまれたアイデアの価値を最大化するグラスルーツイノベーションのネットワークや知見をもっている。

この協業を通じて、GIANからの提案や専門的な助言を受けながら、市場調査や試作開発、実証実験等を実施するという。これにより農村生活の課題解決や農村地域の活性化に貢献する商品やサービスを開発し、新たなビジネスの創出につなげたいと考えているとのことだ。

齊藤取締役専務役員は、12月20日にアーメダバードで行われた合意書調印式のなかで以下の通り述べている。

GIANとの協力関係構築により、インドのことをもっと深く知ることができると考えています。インドの農村地域のみなさまから本当に必要とされる商品やサービスを開発・提供してまいります。