12月22日に最終回を迎えたドラマ『silent』(フジテレビ系)の世界を言葉で感じる脚本集『silent シナリオブック完全版』が、明日12月24日に扶桑社より発売される。定価1,650円(1,500円+税)。

『silent シナリオブック完全版』

同ドラマは、主人公の青羽紬(川口春奈)が本気で愛するも別れることになった高校時代の恋人・佐倉想(目黒蓮)と8年の時を経て偶然の再会をはたし、そこに待ち受けていた現実を乗り越えていこうとする姿を丁寧に描いていくラブストーリー。

異例の発売前重版で累計15万部を突破した『silent シナリオブック 完全版』は、本編ではカットしたシーンも完全収録。また、脚本家・生方美久さんとプロデューサー・村瀬健さんの「誕生秘話」対談や、印象深いシーンを振り返る名場面の写真を掲載。

脚本家・生方美久さんは、「このドラマで描きたかった大きなテーマは、“想い”と“言葉”がどうつながっていくのかっていうこと。ひとつの言葉にひとつの感情だけが乗っているわけじゃないよね、っていうのを表現したかったんです。改めてこのシナリオブックをじっくり読んでいただいて、そういうことをみんなが考えてくれたらうれしいなと思います。」とコメント。

また、プロデューサー・村瀬健さんは、「連続ドラマには尺というものがあり、特にこの作品は余韻の部分などを簡単には切れないので、脚本の段階で、あるいは編集段階で、泣く泣くワンシーン丸ごとカットせざるを得なかったことが多々ありました。それは必要な作業とはいえ、本当に辛い作業だったんです。でも、このシナリオブックは放送していないシーンも含んだ「完全版」ですから、『silent』のさらなる魅力をぜひ堪能していただきたいです」とコメントしている。