背景
全国の例に漏れず、コロナ感染拡大時には生活者の過度な受診控えや医療体制のひっ迫が課題となった小松市でも、今年は移動制限を解除し、安全性と経済活動を両立させるフェーズを迎えている。
北陸の空の玄関口である小松空港を擁し、2024年には北陸新幹線小松駅の開業を予定する同市は、ビジネス・観光両面において今後更なる発展が見込まれる。
そのような中「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに掲げ、誰もが自分にあった医療にアクセスできる社会づくりを進める同社が、同市とともに、デジタルを活用した新しい受診スタイルの確立と持続可能な医療体制の構築に取り組むこととなった。
取り組みの主な内容
同市では、症状検索エンジン「ユビー」と医師が患者の症状を来院前に把握できる「ユビーリンク」を活用した取り組みが11月21日より開始されている。
■生活者向け症状検索エンジン「ユビー」:生活者が気になる症状を入力すると、病気や受診に関する情報・近隣の医療機関を表示するサービス。症状にマッチした診療科・医療機関を調べられ、適切な受診行動をとることができる。
■生活者とクリニックをつなぐ「ユビーリンク」:本サービスに医療機関が登録すると、利用者側のユビーの画面に写真・診療日時等が表示され、集患機会につながる。また利用者が入力した症状に関する詳細な情報をあらかじめ取得でき、業務効率化が期待できる。
同市は、公式ホームページやSNSでの周知等を行い、市民へサービスの活用とそれによる新しい受診スタイルの周知を積極的に促す。同時にクリニック・診療所に対しては「ユビーリンク」の説明会を開催し、デジタルを活用した業務効率化ツールの導入を支援するとのこと。
サービスサイト:
▽生活者向け 症状検索エンジン「ユビー」
日本版:https://ubie.app/
英語版:https://ubiehealth.com
▽生活者とクリニックをつなぐ「ユビーリンク」
https://intro.dr-ubie.com/ubielink