株式会社Ridge-i(リッジアイ)は9月20日、専門知識がなくてもPCやタブレットから監視したい状況と対象エリアを設定するだけで、カメラ映像から対象物や人の行動を検知するノーコード動画解析AIツール「RiNoCA(リノカ)」のプレ販売を開始したと発表した。正式販売は2023年1月予定。

開発の背景

Ridge-iでは、防犯カメラ・監視カメラのクラウドサービスを提供するセーフィー株式会社とともに、建築・建設業界に注目して実証実験を実施した結果、監視カメラの映像を保存用として利用するだけでなく、有事の際にアラートを発出したり、業務改善ポイントを検出できることが確認された。

「RiNoCA」について

ノーコード動画解析AIツール「RiNoCA」は、AIなどの専門知識がなくてもAI監視ツールが導入できる。人材およびコスト負担を軽減させる監視システムとして、安全映像監視のニーズを持つ鉄鋼業を始め製造業全般、および小売業に向けた監視システムとして展開するという。

左表:設定機能(基本設定) 右表:検知機能

検知機能は「人物検知」と「モノの異常検知」の主に2つ。

人物検知は、「危険エリア侵入検知」「横たわり検知」「危険作業区域入退場カウント」「喫煙検知」「指差し安全確認(左右確認)検知」「座り込み(熱中症)検知」がある。

モノの異常検知は、「棚乱れ検知」「ハンガーラック用大量盗難検知」「陳列棚用大量盗難検知」「部材(鉄骨など)検知」がある。

本サービスは、あらかじめ設定された検知機能から必要機能を選択して利用できる。操作は3ステップと手軽だ。

  • PCやタブレット上で動画を確認しながら検知エリアを選択
  • 選択したエリア内で対象と感知したい動作を選択
  • 通知手段を選択

概要は以下のとおり。

  • サービス名:RiNoCA(リノカ)
  • プレ販売開始日:2022年9月20日(火)
  • 販売価格:オープン価格
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