ウェザーニューズは、お天気アプリ「ウェザーニュース」にて、ドライブルート上の天候によるリスクを確認できる「ドライブリスク予報」の提供を開始したと発表した。
目的地までのルート上で予測される「路面」「視界」「強風」の3項目への影響を、「危険」「警戒」「注意」の3段階で、マップ上で確認できるという。
同社では同予報開発にあたり、スマホアプリ「ウェザーニュース」のユーザー、のべ5万人と「ドライブリスク調査」を実施し、運転時に影響する強雨や強風について分析を実施し、調査の結果から定めた閾値をもとに、雨量と風速の予測データから運転リスクを算出しているという。
予測データは1km四方で、ルート上をピンポイントで予測。またデータは10分間隔で更新され、ゲリラ雷雨などの急な強い雨や急激に風が強まってきた時などもリアルタイムで反映するという。
「ドライブリスク予報」は誰でも無料で使うことができる。毎日の通勤や週末のお出かけなど、安全運転に役立てられるとのことだ。
ドライブルート上の天候によるリスクを予測する「ドライブリスク予報」
「ドライブリスク予報」では、出発地点と目的地、出発時間を設定すると、目的地までのドライブルート上の天候によるリスクを確認できる。
項目は「路面」「視界」「強風」の3項目で、「路面」では強雨によるスリップのリスク、「視界」では強雨による視界不良のリスク、「強風」では強風によってハンドルが取られてしまうリスクを、「危険」「警戒」「注意」の3段階で表示。
出発地から目的地までのルート上の天候によるリスクを事前に知っておくことで、注意して運転することができるようになる。また、3日先まで出発時間を指定して検索ができるため、翌日の通勤手段の検討や週末のドライブの計画などにも役立つとのことだ。
通勤などでよく使うルートの検索には「マイ天気登録」が便利です。いつものルートを検索した状態でマイ天気に登録しておくと、アプリ起動後すぐにルート上のリスクを確認できるようになるという。
のべ5万人と半年間の検証を実施 運転に影響する天候リスクを分析
同社では同予報の開発にあたり、スマホアプリ「ウェザーニュース」のユーザーを対象に半年間に亘る「ドライブリスク調査」を実施。調査では、強雨や強風の日に運転がどうだったかを質問し、計13回の調査でのべ49,510人の人の回答を得たとのことだ。
調査の結果と当時の気象データとを分析し、運転に影響する強雨や強風の閾値を決定したという。同予報では雨量と風速の予測データから、定めた閾値を用いて雨で路面がスリップしたり、視界が悪くなったりするリスク、強風でハンドルが取られてしまうリスクを算出している。
予測データは1km四方で、ルート上をピンポイントで予測。またデータは10分間隔で更新され、ゲリラ雷雨などの急な強い雨や急激に風が強まってきた時などもリアルタイムで反映するという。
同社では、今後もユーザーから寄せられる情報を積極的に活用し、ユーザーの安全で快適な生活に役立つ情報提供に取り組んでいくとしている。
なお、気象データをベースに作られた予測値であるため、道路管理者による規制や作業は考慮していないとのことだ。