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BIGLOBEは、社会を前進させる情報発信を行うオウンドメディア「あしたメディア by BIGLOBE」にて、主に若年層を対象とした意識調査を実施し、第1弾として「若年層が求める社会の方向性」に関する調査結果を発表した。
同調査は、全国の10代から60代までの男女1,000人を対象にアンケート形式で実施。
■「格差が拡大しても、経済成長を求める社会」には、若年層もやや否定的
まず、「求める社会の方向性」について複数の質問をしたところ、「格差が拡大しても、経済成長を求める社会」は、10代では自身が求める方向性に「近い」が15%、「やや近い」が31%で、合わせても半数を割るという結果となった。
年代別では、「格差が拡大しても、経済成長を求める社会」が自身の求める方向性に「近い」と回答した割合は10代が最も高くなった。
■「女性やLGBTQの方、障がい者などマイノリティが生きやすくなる社会」10代の7割
「求める社会の方向性」の質問で、「女性やLGBTQの人、障がい者などマイノリティが生きやすくなる社会」は、10代では自身が求める方向性に「近い」が38%、「やや近い」が30%で合わせて7割となり、年代別に見て最も多くなった。
■「老後不安をなくすため高齢者ケアを十分に行う社会」若年層の半数超
「求める社会の方向性」の質問で、「老後不安をなくすため高齢者ケアを十分に行う社会」は、10代では自身が求める方向性に「近い」が28%、「やや近い」が32%で合わせて6割という結果に。
20代も「近い」が12.6%、「やや近い」が40%と回答し、若年層の半数超が「老後不安をなくすため高齢者ケアを十分に行う社会」を求めていることが明らかとなった。
また、「身近なコミュニティでの互助を前提にした社会」は、10代では自身が求める方向性に「近い」が22%、「やや近い」が37%、20代も「近い」と9.4%、「やや近い」と41.6%となり、若年層の半数超が「身近なコミュニティでの互助を前提にした社会」を求めている結果となった。家族や近隣との繋がり、地域への関心がうかがえるという。
■「地球規模の環境問題への取り組みを重視した社会」10代の6割強
「求める社会の方向性」の質問で、「地球規模の環境問題への取り組みを重視した社会」は、全ての年代で半数を超える結果に。10代では自身が求める方向性に「近い」が33%、「やや近い」が33%で合わせて6割強となり、年代別に見て最も多くなった。
■「性加害、ハラスメント行為に対して厳罰化する社会」10代の7割
「求める社会の方向性」の質問で、「性加害、ハラスメント行為に対して厳罰化する社会」は、10代では自身が求める方向性に「近い」が39%、「やや近い」が29%で合わせて7割となった。「性加害、ハラスメント行為に対して厳罰化する社会」を求める割合は全年代で半数を超える結果となった。
さらに、「多少の不正も受け入れても、現実的対応を重視する社会」は、10代では自身が求める方向性に「近い」が16%、「やや近い」が27%で合わせて4割という結果に。全ての年代で「多少の不正も受け入れても、現実的対応を重視する社会」は、自身が求める方向性に「遠い」「やや遠い」という人の方が多いということが分かった。
■人生で最も大切にしているもの「お金」より「家族」
「人生で大切にしているもの(複数回答)」について質問をしたところ、10代は、70%が「お金」、67%が「趣味」、66%が「時間」と回答。20代は、56.8%が「お金」、48.4%が「家族」、47.8%が「趣味」と回答。
30代から60代では、70%が「家族」、65%が「健康」、65%が「お金」と回答。
次に、人生で大切にしているものの中から「“最も”大切にしているもの」を質問をすると、10代は21%、20代は24.6%、30代から60代では43.5%が「家族」と回答し、全ての年代で最多回答が「家族」となった。
■調査概要
調査名:「あしたメディア by BIGLOBE」若年層の意識調査
調査対象:全国の10代から60代までの男女1,000人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年9月8日~9月9日