メルセデス・ベンツ日本(以下MBJ)は、1991年より30年以上継続する文化・芸術支援活動「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」の2022-2024年における新プログラムを発表した。
「メルセデス・ベンツ アート・スコープ」は、現代美術の有望な若手アーティストの育成と国際交流を促進し、芸術・文化のさらなる発展に寄与することを目的としたCSR活動。
日独間でアーティストを相互に派遣・招聘し、異文化での生活体験、創作活動を通じて交流を図り新たな作品を制作する滞在プログラム「アーティスト・イン・レジデンスプログラム」を主軸としているという。
2022年-2024年にて実施する新プログラムでは、既存の滞在プログラムに加え、多様化するアーティストの表現手法や発表方法に呼応し、次世代アーティストの育成によりいっそう寄与すべく、新たな活動を取り入れるとのことだ。
まず、多様な学科を擁し、グローバルに活躍する人材を輩出し続けている多摩美術大学と提携。
プログラムに参加するアーティストが培った経験を、多摩美術大学でのワークショップにて学生に伝え、アーティストと学生の相互交流により生み出された作品等をウェブ等で発信していくとのことだ。
また、過去に本プログラムに参加し、現在第一線で活躍するアーティストとのプロジェクトや他分野とのコラボレーションを実施。
第一弾として、2018年にプログラムに参加した久門 剛史氏が、六本木アートナイト2022の開催に合わせた9月17日~25日の期間で、モビリティとリビングの新しいつながりを提案する体験施設「EQ House」に一週間滞在した経験をもとに制作した新作を展示するという。
MBJはこの新たなプログラムを通じ今後もアーティストを継続的に支援し、メセナ活動の先駆者としての役割を果たしていくとしている。