株式会社クラスタスは9月7日、洋服の種類を判定するAI(人工知能)搭載のセルフレジ「CleaningGO」を設置した店舗「白洋社イオン島原店」(長崎県島原市)がオープンしたと発表した。非接触型のクリーニング利用の新しいスタイルを提案するという。

「CleaningGO」の特徴・コンセプトについて

クリーニングのセルフレジ「CleaningGO」の特徴・コンセプトは以下のとおり。

小学生でもお手伝いができる簡単操作のクリーニングセルフレジ

「洗濯ハカセ」としてメディアにも登場する株式会社クラスタス CTOの神崎健輔氏が設計開発した、カメラを使って衣類を見分けるAI搭載のPOSレジを設置。クリーニング衣類の読み込みから会計まで利用客自身でできるという。投函するロッカータイプの無人受付とは違い、預ける時点で会計し、預かり証を発行するなど、有人の店舗と同じようにクリーニングの受付ができる。洋服の判別はAIが担うため、子どもでもクリーニングの受付が可能になるという。

AIを使って預ける洋服を登録

AIを使ってママのお手伝い

人に優しい働く環境の創出をAIがお手伝い

クラスタスによると、働く人に優しい世界を作りたい、というコンセプトで「CleaningGO」を開発したとのこと。

地方では働き手が少なくなっていることに加え、子育て中の人は、子どもの急な体調不良で保育園から呼び出しがあることも。そんな人手不足の問題を、AIを活用することで解決したいという。

安価でも高品質なクリーニングの提供

「CleaningGO」の稼働店舗では、本来スタッフがする作業の一部を利用客がセルフで行うため、通常のクリーニング店(白洋社の既存店)よりも2~3割程度安い料金設定になっている。

クリーニングの作業自体は他の店舗と同じ工場で洗い、同じスタッフが仕上げ作業をするため、老舗として80年以上続く高品質のクリーニングを提供できるという。

【クリーニング料金(白洋社イオン島原店)】

  • ワイシャツ:330円
  • ブラウス:330円
  • パンツ:580円
  • スカート:580円
  • スーツ上:580円
  • ジャンパー:1,280円
  • ワンピース:1,280円

※価格は税込価格で一例です。

新しいクリーニングの利用方法を提案

「CleaningGO」の稼働店舗では、セルフでの預け入れのほか、ITに不慣れな方のため、従来のスタッフによる受付にも対応している。さらに、「受け取りに行くのが面倒くさい」という声に応え、宅配便を使った自宅受取サービスも提供開始予定だ。

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