Amazonは、9月の小児がん啓発月間にあわせ、小児がんの子どもたちと家族が直面する様々な問題に光を当てるため「Amazon Goes Gold for Kids with Cancer」を実施すると発表した。
Amazon Goes Goldは毎年、世界中のAmazon社員が一斉に力を合わせて取り組んでいるボランティア活動。
今年が5回目となる日本では、物流拠点のフルフィルメントセンター(FC)、配送拠点のデリバリーステーション(DS)、カスタマーサービス(CS)など全国の拠点の社員が、ボランティアイベントを通じて、小児がんの理解と関心を社会に呼びかけて啓発していくという。
9月のキャンペーン期間中、ジャーナリストの池上彰氏をゲストに迎え、小児がん啓発の交流イベントを「横浜こどもホスピス うみとそらのおうち」(横浜市)にて開催。
また日本全国で小児がんの子供たちを支援するNPO法人ゴールドリボン・ネットワークへの寄付贈呈式を開催し、Amazonからの寄付金は、小児がん支援のための活動強化に利用されるとのことだ。
さらに、宇宙航空研究開発機構 (JAXA)「はやぶさ2号プロジェクト」の協力のもと、子ども向けのバーチャル宇宙体験ツアーを実施するほか、国内外の小児がんの専門家が一堂に会して、小児がんの治癒率向上についての研究成果を発表する「WHO Global Initiative for Childhood Cancer(WHO GICC)in Tokyo 2022」を後援するという。
認定NPO法人 ゴールドリボン・ネットワーク 松井秀文 代表のコメントは以下。
「小児がんは、希少がんである上に種類が多く専門的な治療を受けられる病院が少ない難しい病気です。また、治療終了後も約半数が後遺症を抱える現状はあまり知られていません。そのような子ども達が笑顔で生活できる社会を目指し、当法人は2008年から活動しています。Amazon Goes Goldキャンペーンを通じ、皆さまからのご支援とともに小児がんについて広く理解いただく機会となることが、子ども達の大きなサポートとなります。心より御礼申し上げます。」
また、アマゾンジャパン合同会社FC事業統括本部長 島谷 恒平のコメントは以下。
「私達は、皆さんからその体験を教えていただき、学ぶ事によって毎年より意義のある内容にしていきたいと活動してきました。私自身、闘病を経験したことがある高校生から体験談を伺い、さらに支援への決意を強くしました。今年もオンライン学習会にて全従業員が聴く機会を設けながら、全国のAmazonのFCとDSでは、それぞれの地域の病院、小児がんと闘う児童やそのご家族との交流を大切にして、従業員が一丸となって、Goes Goldキャンペーンを推進させていただきます。」