ヤマト運輸とミライロは、人権・多様性を尊重する社会の実現に向けた取り組みの一環として、日々の業務に即したヤマトグループ独自の「ユニバーサルマナー検定」を共同開発したことを発表した。

「ユニバーサルマナー検定」は、障害のある人の困りごとや適切なサポートなどを学習できる他、荷物の受け取り・発送をする場面などを想定した、日々の業務に即した独自のカリキュラム。
2022年9月からヤマト運輸社員を対象に順次受講を開始し社員のユニバーサルマナー向上をはかるとしている。なお、ミライロが企業オリジナルの「ユニバーサルマナー検定」を開発するのは、今回が初めてとのことだ。
両社はこれまで、2019年から「ユニバーサルマナー検定」の実施や2022年2月にはヤマト運輸営業所の施設に関する障害者や高齢者への配慮事項をまとめた「ユニバーサルデザインガイドライン」を策定し、ガイドラインに沿って営業所の現状確認を行うなど、様々な取り組みを進めてきたという。
今回、ヤマトグループ独自の「ユニバーサルマナー検定」を共同開発し、2022年9月からヤマト運輸社員を対象に順次受講を開始。
社員のユニバーサルマナーの向上をはかるとともに、人権・多様性を尊重する社会の実現に貢献するとのことだ。
■ヤマトグループ独自の「ユニバーサルマナー検定」概要
(1)内容
障害のある人の困りごとやそれに対する適切なサポート、必要な配慮などをeラーニングによる動画で学習可能。ヤマトグループオリジナル版では、通常の「ユニバーサルマナー検定」の内容にくわえ、視覚障害や聴覚障害のある人が自宅やヤマト運輸営業所で荷物の受け取り・発送をする場面などを想定した、より日々の業務に即した内容となっている。
動画視聴後に試験を受け、合格者には認定証とヤマトグループ独自のユニバーサルマナー検定ロゴマークが入ったステッカーを配布。

(2)受講開始時期
2022年9月
(3)受講対象者
ヤマト運輸の社員(役職者から順次受講開始)