サイキンソーと、SOMPOヘルスサポートは、腸内フローラと花粉症の相関に関する共同研究を実施。共同研究成果の発表に先立ち、健康経営とアレルギー対策をテーマにWEBセミナーを開催すると発表した。

1.花粉症がもたらす影響

花粉症は国民病とも言われ、 2019 年時点で有病率は 42.5 %にのぼると試算されており、 10 年ごとにほぼ 10 %のペースで有病者が増加しているという(環境省「花粉症環境保健マニュアル2022 2022年3月改訂版」)。

また、花粉症はQOLを低下させるだけでなく労働生産性にも影響があると言われているとのことだ。

2.共同研究の背景と概要

SOMPOヘルスサポートは、年間およそ 47 万件の保健指導等の実績を有しており、その経験により培ったノウハウを活かし、従業員および企業・医療保険者(健康保険組合等)におけるヘルスリテラシーの向上を支援している。

また、サイキンソーは、「細菌叢で人々を健康に」を理念に掲げ、個人の腸内細菌叢解析を通してパーソナライズ化した未病・予防ソリューションを提供する次世代ヘルスケアの確立に向け、データサイエンスによる常在菌の解明に取り組んでいるとのことだ。

腸内に住み着いている微生物の集団である腸内細菌叢は、人体の健康に大きな影響を与えていると言われており、大腸がんや大腸ポリープなどの腸に関わる病気だけでなく、糖尿病やアレルギー疾患など、様々な病気との関わりも分かってきている。

そこで、サイキンソーとSOMPOヘルスサポートは、花粉症患者に特徴的な腸内細菌叢を探索し、症状軽減に向けた生活習慣を見出すことで人々の健康増進、花粉症の予防・診療に貢献することを目指し、共同研究を実施。

SOMPOグループの従業員 282 名を対象に腸内細菌叢検査を実施し、花粉症の重症度のスコア化と生活習慣に関するアンケート内容をもとに、花粉症症状に寄与する生活習慣パターンを発見したとのことだ。

3.ウェビナー開催について

今回、共同研究成果の発表に先立ち、健康経営とアレルギー対策をテーマにWEBセミナーを開催。

WEBセミナーでは共同研究の詳細と成果を発表するとともに、免疫アレルギー性疾患のエキスパートであり花粉症治療において日本を代表する存在でもある日本医科大学大学院医学研究科の大久保公裕氏も登壇するという。

ウェビナー概要

テーマ
コロナ禍で注目度が上昇、免疫・アレルギーの研究
~アレルギー疾患と腸内フローラの関係、SOMPOヘルスサポートとサイキンソー社の共同研究について~

開催日
2022年9月20日

時間
13:00~14:00(入室開始12:50)

会場
Zoomを使用しての開催。(アプリをダウンロードせず、ブラウザからの参加も可能)
申込み後、参加の詳細を送付。

定員
500名まで

参加対象者
人事部門、産業保健部門、経営企画部門、健康保険組合等の担当者

参加費
無料(事前登録制)

申込み方法
下記 イベントページより申込み。
https://www.sompo-hs.co.jp/news/seminar/000363/