AMPは、読者に対して、SDGs1「貧困をなくそう」に関する調査をアンケート形式にて実施した。

■世界では約6人に1人が貧困問題に直面。貧困問題を認知しているのは7割以上

SDGs1「貧困をなくそう」について、世界では約3億5600万人が「極度にまずしい」暮らしを強いられている。この状況の認知度を調査したところ、「知っている」と回答した人が29.5%、「なんとなく知っている」と回答した人が「43.2%」となり、7割以上の人が貧困問題を認知していることがわかった。

一方で、「知らなかった」と回答した人は27.3%で、約3割の人は世界の貧困問題を知らないという結果となった。

■世界で起きている貧困問題、政治や経済問題による問題が大きいと考える人が多数

SDGs1「貧困をなくそう」において、AMP読者は、世界で起きている貧困問題の原因は何だと考えているのかを調査した。

その結果、31.5%が「政治・経済問題」が原因だと回答。次いで「戦争・紛争による影響」が25.4%、「子どもの労働など教育格差が起こっている問題」が23.9%と近い割合で続いた。

貧困の原因となる理由として、経済問題が大きく関与していると考えている人が多いことがうかがえる。

■貧困問題は日本でもすでに起きている?6割以上が日本での貧困問題を実感

SDGs1「貧困をなくそう」において、日本での貧困問題はどうなのかを調査したところ、「すでに貧困問題は起きていると思う」と回答した人は65.9%となった。

また、「自分では感じないが、貧困問題は起きていると思う」と回答した人は29.5%で、日本で貧困問題が起きていると感じる人の割合は合計で9割以上となり、ほとんどの人が日本での貧困問題を感じていることが判明した。

■貧困問題解決に必要なのは「背景を知ること」

最後に、SDGs1「貧困をなくそう」という目標達成に向け、貧困問題解決のために自身で取り組みたいと思うことを聞いた。

その結果、半数以上の53.4%が「政治・経済問題についての学習」と回答。次いで、「セーフティネットの把握や保証制度を知ること」が29.8%と続き、ランティアや募金活動など直接的な行動よりも「知ること」という行動に取り組みたいと回答する人が多かった。

問題解決のためには、まず原因を知ることが大切であり、知識を身に着けることは自身の身も守るための一番の対策にもなると考えていることがわかる結果となった。

【調査概要】
調査内容:SDGs1「貧困をなくそう」における意識調査
調査期間:2022年5月16日~7月15日
調査対象:AMP読者