宇宙航空研究開発機構JAXA認定の宇宙ベンチャー天地人は、内閣府 宇宙開発戦略推進事務局が主催する「課題解決に向けた先進的な衛星リモートセンシングデータ利用モデル実証プロジェクト」の公募に採択されたことを発表した。
同プロジェクトの公募は、企業や官公庁、自治体が抱える課題の解決に資する衛星リモートセンシングデータの利用モデルの実証を行い、その効果を評価すると共に、実証の成果を実際のビジネスへつなげていくことを目的とした内閣府宇宙開発戦略推進事務局による事業。
今回、天地人は、豊田市上下水道局水道維持課とチームを組んで企画競争に参加し、採択されたとのことだ。
天地人の「水道管路の漏水リスク評価手法及び漏水調査支援ツール」は、様々な衛星データと併せて漏水修繕箇所などの地上データを活用することで、漏水調査の優先順位判定に利用できる水道管路の漏水リスク評価手法を構築し、地方自治体が漏水調査をより効率的に行える漏水調査支援ツールの開発・実証を行うプロジェクトだという。
同実証を通じて、経年管対策費用の削減・点検の効率化、地方自治体にとって使いやすいデザイン・機能を搭載した支援ツール開発を目指すとのことだ。