トヨタ自動車は、6月および7月の国内工場の稼働について発表した。
今回、一部仕入先でのコロナウイルス感染者発生による出勤率低下、および別仕入先での生産設備の不良による部品供給不足により、6月17日以降、国内工場の一部で稼働を停止する予定であることを発表。
なお、今回の稼働停止は、先日公表の稼働停止に追加で実施するものであるとのことだ。
同社は、「新型コロナウイルス感染拡大等に伴う部品供給不足による生産計画の度重なる見直しにより、納車をお待ちいただいているお客様や、仕入先及び関係の皆さまにはご迷惑、ご不便をおかけし、改めて心からお詫び申し上げます。」と述べている。
今回の稼働停止による影響台数は約4万台となり、6月のグローバル生産は、これまでの計画である約80万台から、75万台へと変更になるという。なお、通期生産見込み(約970万台)についての変更はないとしている。
また、7月の月間でのグローバル生産計画については、後日、公表する予定であるとのことだ。
半導体不足およびコロナウイルス感染拡大による影響により、先を見通すことが依然困難な状況のため、生産計画が下振れする可能性もあるが、部品供給を精査し、できるだけ急減産を抑えながら、1日でも早く1台でも多く利用者に届けられるよう、引き続き、努力していくとしている。