グローバルアスレチックリーダーであるニューバランスは、TeamNBファミリーのアスリート、プロ、コミュニティのアスリートたちが年間を通じてトレーニングや競技を行う新しいワールドクラスのマルチスポーツ施設「The TRACK at New Balance」を立ち上げたと発表した。

アメリカ時間4月13日、グランドオープニングイベントが開催され、契約アスリートたちTeamNBの面々や、アスリートニューバランスのブランドアンバサダーのジャック・ハーロウによるスペシャルパフォーマンス、ストーム・リードが登場し、スポーツと文化が交差するこの新しい場所を祝うとしている。

このアスレチックセンターにはフィールドに変換できる2つの床を持つ屋内トラック、変幻自在なバスケットボール・フットボール・バレーボールコート、ニューバランスプロダクトの企画開発を行うためのスポーツリサーチラボ、音楽ホール「Roadrunner」、そして施設内で行われるアクションを一望できるビアホール「Broken Records」があるとのことだ。

ボストンランディングにあるニューバランスのグローバル本社の向かいに位置する「The TRACK at New Balance」は、ボストン・セルティックスの公式練習場である「Auerbach Center」、ボストン・ブルーインズの公式練習場である「Warrior Ice Arena」、MBTAの通勤電車駅「ボストンランディング」とともに、ニューイングランド地方のスポーツにおける最高の目的地として位置づけられているという。

「The TRACK at New Balance」を含む、ボストンランディングの開発は、ボストンのオールストンからブライトンにまたがる地区に対するニューバランスの長年のコミットメントと世界クラスのスポーツイノベーションに対するブランドの継続的な投資を物語っている。

ニューバランスの社長兼CEOであるジョー・プレストン氏は次のようにコメント。

50年前の今月、現会長であるジム・デービスはニューバランス社を買収しました。そして妻のアンと共に我々のブランドを、独自の企業文化を維持しながら今日のグローバルアスレチックリーダーへと導きました。また、ボストンのグローバル本社周辺を、アスリートやファンのための活気あるワールドクラスのスポーツハブに完全に変えるという大胆なビジョンを持っており、その一環としてThe TRACK at New Balanceをオープンしました。The TRACK at New Balanceは、あらゆる能力のアスリートに最適なトレーニングとパフォーマンスの場を提供すると同時に、最先端のニューバランススポーツリサーチラボを通して、ニューバランスのイノベーションとテクノロジーを加速させます。

The TRACK at New Balanceを設計する上で、価値あるサステナブルな手法を維持することは非常に重要なことであったという。

ニューバランスは、LEEDシルバー認証を取得したこの施設を建設するために、工業跡地を再開発しただけでなく、屋根には約72,956平方フィート(約6777平方メートル)をカバーする2,491個の405ワットモジュールの太陽電池を設置。

全天候型陸上トラックの製造業者であるBeynon Sports Surfaces、メカニカルコンストラクターであるWeems Mechanical、デザインファームであるElkus Manfredi Architects、建設管理会社であるJohn Moriarty Associates、インテリアデザインを担うPaige Design Groupによるチームが、スピード、競技、日常トレーニング用の室内トラックを設計・建設したとのことだ。

トラック自体は競技種目に応じてバンク傾斜を変えられる油圧式コースで、幅42インチ、6つのレーンを備えており、その結果、ランナーはコーナーからストレートへのスムーズに移行することができるとしている。

なお、The TRACK at New Balanceのうち、19,000平方フィート(約1765平方メートル)以上の広さをニューバランススポーツリサーチラボ専用としている。

高機能画像処理装置、360度モーションキャプチャー装置、足底圧分布測定フォースプレート、最新鋭の高気圧室などを備えたスポーツリサーチラボは、スポーツイノベーションとテクノロジーのリーダーとしてのニューバランスの地位をさらに強固なものにしているという。

ロードランナー

The TRACK at New Balanceの下には、Bowery Groupが運営するニューイングランド最大の5万平方フィート(約4645平方メートル)のコンサート会場、「Roadrunner」がある。

幅約18メートルのステージ、30以上のスピーカーを要し、フロアのどこにいても完璧な景色を楽しめるように作られているとのことだ。