11月10日(米国東部時間)に開催された飛行準備審査会(FRR:Flight Readiness Review)の結果、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)および国際宇宙ステーション(ISS)計画参加宇宙機関は、野口宇宙飛行士が搭乗するクルードラゴン宇宙船(Crew-1)の打上げについて、安全性を含めた準備状況を確認し、下記のとおり打上げ日時を正式に決定したと発表した。

なお、野口宇宙飛行士は、長期滞在クルーとしてISSに約半年間滞在する予定であるとしている。

打上げ予定日時:
【日本時間】2020年11月15日9時49分
【米国東部時間】11月14日19時49分

打上げ場所:米国フロリダ州ケネディ宇宙センター 39A射点

搭乗員:
Crew-1コマンダー マイケル・ホプキンス(NASA)
Crew-1パイロット ビクター・グローバー(NASA)
ミッションスペシャリスト 野口聡一(JAXA)
ミッションスペシャリスト シャノン・ウォーカー(NASA)

NASA主催のクルー記者会見の様子

JAXAは、『野口さん。「宇宙、ついて行ってイイですか?」TV』と題し、打ち上げ生中継およびISS到着生中継をYouTubeにて生中継するという。

また、JAXAの公式サイトには、打ち上げまでのカウントダウンを表示。

日本人初、次世代の民間宇宙船に搭乗する野口宇宙飛行士のISS長期滞在ミッションロゴは、地球を回る3つのリングで、新たな宇宙開発・探査時代の幕開けとなる「転換点」、次世代宇宙船への人類初「挑戦」、そして日本人宇宙飛行士のISS長期滞在、新型基幹ロケットH3の打上げ、はやぶさ2帰還など、日本の宇宙開発にとって重要な年となる「2020」を表しているという。