一条工務店は、「自宅内における花粉症に関する意識調査2022」を実施し、自宅内におけるご自身やお子さまの花粉症の症状やその対策について調査し、結果を公表した。
1.自身が花粉症と診断されている、または花粉症だと自覚している人への調査
■花粉症の人の半数以上が1年の1/4以上の期間、花粉症に悩まされている。
「1年のうちどのくらいの期間、花粉症に悩まされているか」という質問をしたところ、3か月~5か月と回答した人と、半年以上と回答した人を合わせると、1年の1/4以上の期間で花粉症に悩まされている人が半数以上いることがわかった。
■自宅で何らかの花粉症の症状が出る人は9割以上。自宅内でも屋外と比べ症状が軽減されない人が過半数に。
「屋外にいるときと比べて、自宅にいるときに花粉症の症状がひどくなるか」という質問では、9割以上の人が自宅にいるときでも何らかの症状が出ていることが分かる結果に。また、自宅内でも屋外と比べて花粉症の症状が軽減されない人は過半数いたとのことだ。
■コロナ禍で在宅時間が増えたが、自宅の花粉症対策を強化していない人は約85%。
「コロナ禍3年目になり、在宅時間が増えたことで自宅での花粉症対策を強化したか」という質問に対しては、「強化をしていない」人が約85%と圧倒的に多く、「強化をした」と回答した人は約15%に留まるという結果となった。
■自宅での花粉症対策に効果を感じていない人が約6割。
「自宅での花粉症対策に効果を感じているか」という設問で、最も当てはまる項目を調査したところ、4割以上の人が「あまり感じない」と回答。
「感じない」と回答した人と合わせると、約6割の人が自宅での花粉症対策に効果を感じていないことが判明した。
2.子どもが花粉症を発症している人への調査
■子どもが花粉症を発症した年齢は、3~5歳と回答した人が約半数。
花粉症の子どもを持つ人に、「子どもは何歳から花粉症を発症したか」と尋ねたところ、1位「5歳」、2位「4歳」、3位「3歳」となり、3~5歳までに発症したと回答した人が約半数いることがわかった。
■子どもに花粉症の薬を飲ませていない人が約4割。理由として「飲ませるほどの症状ではない」が約67%でトップも、「長期的に飲ませることが不安」も2割超。
12歳以下の花粉症の子どもを持つ人に「花粉症の薬を飲ませているか」と質問したところ、約6割の人が「病院で処方された薬を服用」と回答。「花粉症の薬を飲ませていない」人は約4割となった。
さらに「薬を飲ませていない」と回答した人に、薬を飲ませていない理由を複数選択で答えてもらったところ、「飲ませるほどの症状ではない」と答えた人が一番多く約67%となった。
また、「長期的に飲ませることが不安」という人も2割以上となり、子どもの体への影響に不安を感じている人がいることがわかった。
■約4割の親が、花粉症と感染症の症状の区別がつかなくて不安に。
「子どもが自宅で花粉症の症状が出て困っていることは何か」という問いに複数選択で答えてもらったところ、約4割の人が「睡眠が十分に取れない」「感染症と症状の区別がつかず心配」と回答した。
■調査概要
調査手法:オンラインアンケート
調査期間:2022年2月26日~3月4日
調査対象:全国の男女
有効回答数:1286サンプル
回答者:男性/381名、女性/905名
(10代以下:4名、20代:186名、30代:569名、40代:276名、50代:165名、60代:75名、70代以上:11名)
<参考>
一条工務店『自宅内における花粉症に関する意識調査2022』