東日本旅客鉄道(JR東日本)は、3月16日に発生した福島県沖を震源とする地震により脱線した車両について、被害の状況と脱線復旧作業の3月25日現在の概要を発表した。

脱線した車両の復旧作業については3月24日現在、脱線した16両のうち9両の載線が完了。残りの7両を載線し、白石蔵王駅への収容作業が完了するのは、4月2日頃を見込んでいるとのことだ。

1.脱線車両の復旧・撤去計画について

・3月20日~ジャッキアップでの載線作業開始
・~3月24日17号車~8号車までの載線が完了(3月25日以降も載線作業を継続)
・3月29日~クレーンを使用した載線作業(5~7号車)
・~4月2日頃白石蔵王駅への収容作業完了
※上記は現時点での計画のため、余震や今後の復旧作業の中で見直す可能性がある。

2.脱線車両の状況

3.地震発生直後のやまびこ223号の走行・停止状況

■23時34分1回目の地震発生(M6.1)
①該当エリアの沿線地震計警報発令
②非常ブレーキ動作(約150km/hで走行中)
③停車(23時35分)

■23時36分2回目の地震発生(M7.4)

4.脱線状況の詳細

※脱線した60軸のうち50軸は逸脱防止ガイド等がレールにかかる状態にあった。