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ウェザーニューズは、桜の季節に向けて「第四回桜開花予想」を発表した。
2022年の桜の開花は西・東日本では平年並のところが多く、北日本では平年より早い予想であるとのことだ。開花トップは3月20日の東京で、21日に福岡と広島が続くとしている。
3月中に西日本から東日本の多くの地点で開花し、4月上旬〜中旬には東北の各地で開花。北海道へは4月下旬に桜前線が上陸する予想であるという。2月は寒さの影響でつぼみの生長が足踏みしたが、3月以降の気温は平年より高い傾向で、開花に向けて生長が加速しそうとのことだ。
全国の名所1,000か所以上の開花・満開予想は、ウェザーニュースのアプリやウェブサイトの「さくらCh.」にて公開。なお、第五回桜開花予想は3月9日に発表予定であるという。
2022年「第四回桜開花予想」
<3月20日に東京から開花スタート!西・東日本の開花は平年並>
2022年の桜の開花は、西・東日本では平年並のところが多く、北日本では平年より早い予想。記録的な早さで開花した昨年に比べると7〜10日ほど遅くなりそうとのことだ。
2月の低温の影響で、現在、桜のつぼみは昨年より遅いペースで生長している。3月以降の気温は平年より高い見通しのため、これからつぼみの生長が加速しそうであるという。
開花トップは3月20日の東京で、21日に福岡と広島が続く。3月中に西・東日本の多くの地点で開花し、4月上旬〜中旬には東北の各地で開花。北海道へは4月下旬に桜前線が上陸し、札幌では4月23日に開花する予想であるという。
<第三回(2/16発表)からの変化点>
「全国つぼみ調査」の結果と3月上旬の一時的な寒の戻りを考慮し、関東〜中国の開花予想日を1日遅らせたという。また、最新の3月の気温傾向から、四国(高知、徳島)は開花予想日を1日早めている。
<「全国つぼみ調査」による桜の生育状況>
全国1,951本の桜(うちソメイヨシノ1,476本)の「全国つぼみ調査」の結果、つぼみの9割はまだ「小さく硬い」状態であるものの、西・東日本のつぼみに、少しずつ変化が現れ始めていることがわかったという。
西・東日本では、開花の早かった昨年と比べると遅いペースであるが、「先が黄色に」や「先が緑に」変化しているつぼみが見られ、無事に生長をスタートさせたことがわかった。
一方、北日本では、ほとんどのつぼみが「小さく硬い」状態であったとのことだ。過去の調査結果を参考にすると、変化がはっきりと現れ始めるのは、東北で3月中旬、北海道で3月下旬となりそうとのことだ。
<2月は寒さでつぼみの生長が足踏み、3月以降の高温傾向で生長が加速>
桜の花芽(生長すると花になる芽)は気温の高い夏に作られ、気温が下がってくる晩秋〜初冬に一度生長を止めるという(休眠)。その後真冬の厳しい寒さに一定期間さらされることで花芽は休眠から目覚め(休眠打破)、つぼみに生長。
つぼみは春先の暖かさに促され、開花に向けて生長するとのことだ。桜の開花には、冬の寒さと春の暖かさの両方が必要であるという。
・休眠打破の振り返り(12月から2月前半)
12月後半から寒気が流れ込みやすく、1〜2月は平年より寒くなった。しっかりと気温が下がったため、桜の花芽の休眠打破は全国的に十分に行われているとみられるという。
・ 生長期(休眠打破後~開花まで)
2月後半も厳しい寒さの日が多くなったが、先週末からは寒さが和らいで4月上旬並の暖かい日が出てきて、つぼみの生長が始まっている。3月以降の気温は全国的に平年よりやや高い〜高い予想のため、これからつぼみの生長が加速しそうとのことだ。