auコマース&ライフ(以下、auCL)は、3月7日「サウナの日」に合わせ、趣味でサウナに通っている全国20代~60代の「サウナー」男女600人を対象に「サウナ利用に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。

サウナ利用に関する意識調査

1.サウナー全体の3割以上が「直近1年以内にサウナを始めた」と回答するなど、コロナ禍以降利用者が急増。20代では5割を超え、若い世代ほど多い結果に

趣味でサウナに通っている全国20代~60代のサウナーに対して、サウナを趣味として始めた時期を聞くと、全体の3割以上となる31.6%が「1年以内」と回答。

20代においては、「1年以内」にサウナを始めた人が実に5割以上の51.6%にもおよぶなど、近年のサウナブームも追い風として、コロナ禍以降サウナ利用者が急増していることが見受けられるとした。

また、サウナに通う頻度では、全体の3人にひとり以上となる36.3%が「週1回以上」通う「ヘビーサウナー」であることがわかったという。

コロナ禍における一過性のブームとして消費されるのではなく、一つのライフスタイルとして定着しているように伺えるとのことだ。

サウナに通い始めた時期と通う頻度

2.実に9割以上がサウナによってポジティブな効果を得られていると回答。また「ととのう」感覚の経験者ほど、ポジティブな効果を得られている割合が高い結果に

サウナを利用することによって得られる変化について聞くと、全体の9割以上となる91.5%もの人が「ポジティブな変化を感じている」と回答した。

具体的な変化としては、1位から「リラックスできる」が77.2%、「ストレスが発散できる」67.8%、「体調が良くなる」が47.5%と並び、心身両面のケアになっていると感じている人が多いことがわかるとしている。

また、サウナ業界においては一般的な共通言語となっている「ととのう」という感覚について、実際に「ととのう」経験をしたことがあるか聞くと、83.3%が「ととのう感覚を感じたことがある」と回答。

さらに、「ととのう」感覚を毎回経験しているサウナーに限定すると、「睡眠の質が上がる(安眠効果を得られる)」や「体調が良くなる」といったポジティブな効果を感じている人の割合が、サウナー全体の平均よりも10ポイント以上高いことがわかったという。

サウナに行くことに加え、サウナにおける体験の質も、得られる効果に影響をおよぼすことが調査結果から伺えるとした。

サウナを利用することによって得られる変化の調査結果

3.サウナの1回あたりの入室時間は平均「10.01分」。理想の温度はサウナ室「90度~100度程度」、水風呂「17度~20度程度」がそれぞれ1位に

サウナルーティンに関する実態として、サウナ室の入室時間について聞くと、「10分〜12分」が37.5%、「7分〜9分」が27.8%と多く、全体の平均は「10.01分」という結果に。水風呂の入浴時間については、平均「1.95分」となり、全国サウナーのルーティンにおける平均値が明らかとなった。

また、サウナ室の理想の温度について聞くと、1位から「90度~100度程度」が35.2%、「80度~90度程度」が31.5%、「70度~80度程度」が11.7%という結果となった。

性年代別では、男性は全年代で「90度~100度程度」が49.7%とおよそ半数となり、女性の20.7%に対して倍以上の数値と高めの室温を理想とする傾向にあることが伺えたという。

水風呂では1位から「17度~20度程度」が32.3%、「15度~17度程度」が29.8%、「12度~15度程度」が17.5%となり、理想の水温は比較的ばらつきが見られる結果となったとのことだ。

サウナ室・水風呂の入室時間と理想の温度

4.サウナーがサウナにかける投資額は月平均「3,919円」。週1回以上通う“ヘビーサウナー”は平均「6,208円」という結果に

サウナがブームからライフスタイルへと移行しているなか、全国のサウナーがひと月あたりサウナにかける投資額を調査したところ、平均「3,919円」といなった。

男女の比較では、男性が3,795円、女性が4,042円となり、男性よりも女性のほうが多いことがわかったという。

また、サウナに週1回以上定期的に通っている「ヘビーサウナー」は平均「6,208円」と全体に対して投資額が大きいことが判明したとのことだ。

ひと月あたりサウナにかける投資額

5.サウナ後の食事「サ飯」ランキング1位は「アイスクリーム」飲料は若い世代では「コーヒー牛乳/フルーツ牛乳」、上の世代ほど「ビール」を好む対照的な結果に

サウナーに対して調査した、サウナを終えたあとの食事を意味する通称「サ飯(サウナ飯)」ランキングでは、「ラーメン」の39.6%や「そば・うどん」の23.6%を抑え、「アイスクリーム」が42.9%と食事部門の1位を獲得。

飲料部門では、2位は「水」で27.8%、3位は「炭酸水」で26.2%となり、人気ジャンルの水を抑え「ビール」が44.0%と10ポイント以上の差をつけて1位となった。

一方で世代別に見ると、20代では「ビール」が22.7%であるのに対し、全体ランキングに入っていない項目の「コーヒー牛乳/フルーツ牛乳」が27.3%で2位に浮上するなど、半数以上が「ビール」を選んでいる50代(55.6%)、60代(61.7%)とは対照的な結果となったとのことだ。

サウナ後の食事「サ飯」ランキングと 飲料部門

【調査概要】
調査期間:2022年1月25日~1月28日
調査テーマ:「サウナ利用に関する意識調査」
調査対象者:趣味でサウナに通っている全国20代~60代の男女600名
調査方法:インターネット調査

<参考>
au PAY マーケット『サウナ利用に関する意識調査