SHIBUYA109エンタテイメントは、「若者がワクワク・ドキドキできる遊び場」を創造することを目的として、メタバース・NFT事業に本格参入することを発表した。
利用者に「期待を超える次世代の顧客体験」を提供するとし、最初の取り組みとして、世界のブロックチェーンをリードするゲームメイキングプラットフォーム「The Sandbox」を展開するBACASABLE GLOBAL LIMITEDと業務提携し、「The Sandbox」のメタバース上に同社専用の土地「SHIBUYA109 LAND」を開設するとのことだ。
NFTの世界市場規模は2020年に約3.4億ドルであったが、2022年に350億ドル以上、2025年に800億ドルを超える見込みと急成長し、今後はアートやゲームをはじめ様々な分野において更なる広がりが期待されている。
SHIBUYA109エンタテイメントはNFTをメタバース上の取り組みに留まらず、同社の強みであるリアルの商業施設や広告事業との連携も見据えて活用し、これまでにない新たな顧客体験を提供していくことで、若者が「NFT」を身近に感じるきっかけを提供していくとのことだ。
なお、今回の業務提携を受け、SHIBUYA109エンタテイメント代表取締役、石川 あゆみ氏は以下のようにコメント。
「2021年春から検討を進めてきたメタバース・NFT事業への参入について、今般、ブロックチェーンメタバースゲームの中でも非常に注目度の高い『The Sandbox』との提携発表ができることを、大変嬉しく思っています。
「SHIBUYA109 LAND」では、メタバースだからこそできる新しい体験を提供していくだけでなく、これまで当社がリアルで展開してきたアーティストやキャラクター等とのコラボレーションなど、様々な仕掛けを検討しています。国内外問わず、多くの方にメタバースでのSHIBUYA109体験を楽しんでいただけることを願っています。」
また、The Sandbox COO兼共同創業者プロジェクトマネージャー、セバスチャン・ボルジェ氏は以下のようにコメントした。
「SHIBUYA109は、日本を代表するブランドであり、日本で最も認知度の高い観光地のホストとして、『The Sandbox 』に迎え入れました。
「SHIBUYA109 LAND」は、現実世界と同様にメタバースにおいても文化の震源地となるべく、彼らのチームと共に、ライフスタイル、音楽、ファッション、社交がマッチする象徴的な場所として、メタバース内のすべての人が、有名な場所と日本の文化にグローバルにアクセスできるようにすることを目指します。」
SHIBUYA109エンタテイメントは、今後はオリジナルNFT販売やNFTが手に入るミニゲーム、メタバース上での広告事業など様々な展開を行っていくとのことだ。