GMOインターネットグループのGMOフィナンシャルホールディングスの連結会社で、暗号資産取引業を営むGMOコインは、2021年の相場変動を受けて同社ユーザーの取引動向がどのように変化したのかを公表した。

2021年「販売所」のシェアはビットコイン(BTC)が29%で最多となったが、2020年と比較すると-22ポイントとなり、反対にイーサリアム(ETH)がシェア15%で昨年比+7ポイント、2021年に取扱を開始したクアンタム(QTUM)とエンジンコイン(ENJ)がシェア5%を記録するなど、アルトコインの存在感が増したという。

各銘柄の取扱開始日は以下の通り
・ビットコイン(BTC):2017年5月31日
・イーサリアム(ETH):2017年9月27日
・ビットコインキャッシュ(BCH):2017年9月27日
・ライトコイン(LTC):2017年10月25日
・リップル(XRP):2017年11月29日
・ネム(XEM):2019年12月4日
・ステラルーメン(XLM):2019年12月4日
・ベーシックアテンショントークン(BAT):2020年3月18日
・オーエムジー(OMG):2020年7月22日
・テゾス(XTZ):2020年12月16日
・クアンタム(QTUM):2021年2月3日
・エンジンコイン(ENJ):2021年3月3日
・ポルカドット(DOT):2021年5月19日
・コスモス(ATOM):2021年7月14日

2021年「販売所」におけるビットコイン(BTC)とアルトコインの月別シェアにおいて、2021年上半期のシェアは、全ての月でアルトコインがビットコイン(BTC)を上回ったという。

ビットコイン(BTC)のシェアは1月は46%だったが、4月に18%、5月に21%となるなど、アルトコインのシェアが大きく増加。

4月はリップル(XRP)のシェアが35.2%となり、ビットコイン(BTC)の倍近いシェアを獲得したとのことだ。

また3月に取扱を開始したエンジンコイン(ENJ)が初月にシェア14.3%を記録し、注目を集めた。

2021年下半期のシェアは、上半期同様に全ての月でアルトコインがビットコイン(BTC)を上回った。

9月にはシェア22.4%を記録したイーサリアム(ETH)は、下半期全ての月でリップル(XRP)を上回る結果となり、通年でもアルトコインNo.1シェアに肉薄した。