ソフトバンクグループとソフトバンクは、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種のための職域接種を、2022年2月下旬から順次開始すると発表した。
ソフトバンクグループの従業員とその家族および取引先の従業員(合計で9万人規模)を対象に、過去に2回のワクチン接種を完了している希望者に対して実施するとのことだ。
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、熊本県など全国各地で接種できる体制を整えるという。
また、2021年6月から10月まで実施した職域接種を通して得た会場での運営方法などのノウハウを生かすとともに、グループ企業が提供するデジタルソリューションを活用して、効率的な接種を推進。
具体的には、ヘルスケアテクノロジーズが提供するヘルスケアアプリ「HELPO(ヘルポ)」を活用して、受け付けや接種完了の登録業務を行うことでスムーズな運営を推進する他、医師などがワクチン接種に関する質問や接種後の副反応などの問い合わせにチャットで24時間365日対応することで、接種希望者のワクチン接種前後の不安を軽減するという。
また、ヤフーがLINE上で通知する「ワクチン接種枠お知らせサービス」を活用して、当日キャンセルによる余剰ワクチンの情報を事前登録者へ通知し、ワクチンの有効活用を実現するとしている。
なお、ソフトバンクグループおよびソフトバンクは、1回目および2回目と同様に、3回目のワクチン職域接種においても、接種および移動にかかる時間を勤務時間として扱うとのことだ。
また、ワクチンの副反応により休養が必要な場合や、家族のワクチン接種に当たり付き添いや副反応により看病が必要な場合に、最大3日の特別有給休暇「新型コロナワクチン接種後副反応休暇」を付与。
さらに、ワクチン職域接種の他、希望する社員への唾液PCR検査やワクチン接種後の抗体検査などを実施する体制を整えているという。
ソフトバンクグループおよびソフトバンクは、従業員が安心して働ける職場環境を整備するとともに、国内における新型コロナウイルス感染症の早期収束に貢献することを目指すとのことだ。