小田急電鉄は、ダイヤ変更と同日の2022年3月12日に、子どもや子育て世代を応援する「小児IC運賃の全区間一律
50円」を開始すると発表した。また、あわせて小児用の通学定期券やフリーパスの料金も低廉化しするとのことだ。
「小児IC運賃の全区間一律50円」は、同社が2021年11月に掲げた「子育て応援ポリシー」をもとに、子育てしやすい沿線環境の実現に向けた全国の鉄道初の取り組みだという。
小児IC運賃の低廉化にあわせて、小児用通学定期券は全区間一律に1か月800円に、箱根フリーパスなどの企画乗車券の料金も小田急線内分を引き下げるとしている。
また、小児用ICカードの普及と小田急線により親しみを感じていただけるように、2月10日から3月25日まで、新規に小児用PASMOを小田急線各駅または定期券売り場で購入すると、特急ロマンスカー・GSE(70000形)をデザインしたオリジナルICカードケースをプレゼントするキャンペーンも実施するとのことだ。
1.小児IC運賃等の低廉化概要
改定日:2022年3月12日ダイヤ変更と同日に実施
改定内容:
(1)普通旅客運賃
「小児IC運賃」を全区間一律に低廉化。なお110円単位の「きっぷ運賃」は変更はなし。
(2)定期旅客運賃(通学)
「小児用通学定期乗車券」を全区間一律に低廉化。(磁気・ICカードとも)なお、定期旅客運賃(通勤)は変更なし。
(3)企画乗車券
小児用の各種フリーパス料金について小田急線利用分を低廉化。
なお、江の島・鎌倉フリーパス(デジタルチケット含む)は、同日付で大人を含む料金の見直しを実施するため、改定後の一部区間(湘南台駅~片瀬江ノ島駅発)の小児料金は現行を上回るとしている。江の島・鎌倉フリーパスの改定後料金の詳細は、同社ホームページ「インフォメーション」に記載。
2.小児用ICカード普及施策
企画名:
「小児用PASMOを作ろう!」キャンペーン
実施期間:2022年2月10日~3月25日
内容:
小田急線各駅または定期券うりばにて、新規に小児用PASMOを購入し、アンケートに回答すると先着で10,000名にGSEをデザインしたオリジナルICカードケースをプレゼント。
子どもの年齢が確認できる公的証明書等が必要となる。なお、既に小児用PASMOやこども用MySuicaを持っている場合は、新たに小児用PASMOを購入することはできないとしている。