カインズは、東急不動産ホールディングの連結子会社である東急ハンズの発行済全株式の譲渡に係る株式譲渡契約を締結したと発表した。

これに伴い、2022年3月31日付で、カインズは東急ハンズを新たなDIY文化の共創に向けたパートナーとしてカインズグループに迎える予定とのことだ。

カインズ・東急ハンズ株式譲渡契約を締結

カインズと東急ハンズは、「くらしに、ららら。」、「生活文化の創造」をそれぞれ理念として掲げ、暮らしをより良くしていこうという両社の価値観には極めて高い親和性があるという。

カインズは、オリジナル商品の開発やデジタル基盤の活用などにおいてシナジーが期待できる両社がお互いをパートナーとすることで、それぞれが目指してきた「新たなDIY文化の創造」を実現できると判断。東急ハンズをパートナーとしてカインズグループに迎えることを決定に至ったとのことだ。

カインズと東急ハンズは、DIY一過性のトレンドではなく、広く日本の文化として生活に根付いていくことを目指し、両社が持つ強みを組み合わせることで利用者に新たな価値を提供するという。

今後は両社の共通の理念のもと、カインズの事業基盤の活用を進めると共に、それぞれの価値(ブランド)・個性をさらに磨き上げていくことで、新たなDIY文化を「共創」し、その先にある利用者の暮らしをより良くしていくことに貢献するとしている。

カインズと東急ハンズは、暮らしをより良くしていこうと志向する両社の価値観を基軸に、カインズグループとしての強みを生かし、利用者の「より良いくらし」「生活文化の創造」の実現に向けて取り組んでいくとのことだ。