ヤマハ発動機は、東京都が2021年12月中旬から2022年3月中旬まで板橋区周辺で実施するEVバイクのバッテリーシェア実証実験「e-Ride Tokyo(イーライド東京)」に、車両貸与と安全講習の協力を行うと発表した。

バッテリーシェア実証実験で使用される電動スクーター「E-VINO」

また、2021年12月4日・5日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催されるEVバイクのPRイベント「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」に展示車両や試乗用車両を提供するなど、EVバイクの普及に向けた活動に参加するとのことだ。

「e-Ride Tokyo」は、脱炭素社会の実現に向け、東京都、板橋区、関連企業が連携し、都内で初めて実施するEVバイクのバッテリーシェアの実証実験。

EVバイクを一般ユーザーや企業ユーザーが利用した際の環境構築の検証を目的としている。

同社は、この実証実験に、国内で販売しているE-VINO(イービーノ)30台を当該事業運営会社に貸与するとともに、一般モニターに対する安全講習の支援を行うとのことだ。

「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」には、電動トライアルバイク「TY-E」、電動スクーター「E-VINO」、電動アシスト自転車「YPJ-MT Pro」を出展するとともに、試乗会向けに「E-VINO」5台を提供。

このほか、全日本トライアル選手権で通算11回チャンピオンを獲得したトップライダー黒山健一選手によるTY-Eでのデモンストレーション走行も実施を予定している。

同社は、本年7月、2018年に策定した「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」を見直し、2050年までに事業活動を含む製品ライフサイクル全体のカーボンニュートラルを目指す目標を新たに設定したという。

この見直しにより、カーボンニュートラルを目指した取り組みをさらに加速し、目標を達成することで世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供し続けていくとのことだ。