double jump.tokyoは、NFT事業支援サービス「NFTPLUS」を通じて、手塚プロダクションが初の公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu(手塚治虫のかけらたちより)」において、シリーズ第一弾「鉄腕アトム」のデジタルアートNFTのチャリティー販売・オークション販売を2021年12月1日から開始することを発表した。

手塚プロダクション初の公式NFTプロジェクト「From the Fragments of Tezuka Osamu」

From the Fragments of Tezuka Osamu

現在、漫画は日本を代表とするポップカルチャーのひとつとして、文化に貢献し、多くの産業と親和し、世界に大きく発展している。

同プロジェクトでは、手塚治虫の代表作品を題材に、「モザイクアートNFT」「ジェネレーティブアートNFT」の2形態でデジタルアートNFT作品を展開するという。

シリーズ第一弾は「鉄腕アトム」。以降「ブラック・ジャック」「火の鳥」の3種を現在企画中で順次展開予定とのことだ。

なお、手塚プロダクションは、同プロジェクトのデジタルアートNFT(モザイクアート・ジェネレーティブアート双方)の純売り上げの20%をユニセフや日本の子供のための組織に寄付することを決定したとのことだ。

■モザイクアートNFTについて

作品の背景には、手塚治虫作品の色彩豊かなカラー原画840枚を配置。うち8枚は大きめのサイズで各作品固有のカラー扉絵を使用し、執筆時のタッチを感じられるように過剰な補正は行わず、原画本来の風合いを残しているとしている。

手塚治虫は膨大な原稿を残しているが、白黒が多くカラー原画は全体の5%程度だという。

その中から定番の名画だけでなく、単行本未収録の雑誌連載時の扉絵や入手困難なレア画で構成。ヒーローものをはじめ、心温まる短編、シリアスな青年漫画、妖艶な美女に至るまで、手塚治虫が生み出した多様なキャラクターや作品を一望できるとのことだ。

なお、モチーフキャラクターには、各作品の4000枚以上の白黒漫画原稿を4万点以上の断片にカットし、モザイク素材として配置。

キャラクターの色合いは、手塚治虫漫画が実際に連載されていた当時のコミック誌で使用されていたカラーせんか紙やカラーインクの色合いのものとし、モザイクのひとつひとつを手作業で色味調整されているという。

遠くから一枚の絵画として鑑賞するのは勿論、拡大すればモザイクの一粒一粒から手塚治虫の漫画への情熱を感じることができるとのことだ。

モザイクアートNFT

■ジェネレーティブアートNFTについて

ジェネレーティブアートNFTは、モザイクアートNFTで使用した画像素材をもとにランダム生成されたアート作品だという。作品は以下の画像素材で構成されているとのことだ。

Large
●対象タイトルのカラー原稿から厳選された25種類の画像を使用
●1作品に1個の画像をランダム配置

Medium
●対象タイトル以外の手塚治虫作品のカラー原稿から厳選された900種類以上の画像を使用
●1作品に4個の画像をランダム配置

Small
●対象タイトルの白黒原稿の断片画像から厳選された3200種類を使用
●1作品に32個の画像をランダム配置
●雑誌連載当時の色合いを再現した4種類のカラーを適用

ジェネレーティブアートNFT作品は対象タイトルごとに1050点制作され、そのうちの1000点が販売、残り50点はマーケティング等の用途に使用されるという。なお、販売期間中に購入されなかった作品はその後再び販売されることはないとしている。

ジェネレーティブアートNFT

■シリーズ第一弾「鉄腕アトム」販売スケジュール

<モザイクアートNFT>
販売形式:イングリッシュオークション
オークションサイト:OpenSea
期間:2021年12月3日12:00から72時間(但し終了前10分以内に新たな入札があった場合さらに10分時間延長)
販売数:1点

<ジェネレーティブアートNFT>
販売形式:定額販売
販売場所:公式サイト
販売期間:2021年12月1日12:00から2021年12月8日12:00まで
販売数:1000点
販売価格:0.08ETH(予定)