スターバックス コーヒー ジャパンは2021年11月22日より、繰り返し使える耐久性のある貸出カップでドリンクを提供し、店舗に返却、パートナー企業での洗浄を経て再利用する循環型プログラムの実証実験を開始することを発表いたした。

これは、スターバックスがグローバルおよび日本において掲げる、2030年までに廃棄物を50%削減する目標達成に向けた取り組みの一つとしている。

同プログラムは、リデュース(廃棄物削減)とリユース(再利用)を促すもので、実証実験の第一弾は東京都内・丸の内エリアのスターバックス10店舗で行うとのことだ。

同取り組みを通じて、TOGO(持ち帰り)時に発生する使い捨てカップを削減するとともに、繰り返し使用することで使い捨てカップ提供時よりも、CO2排出量が少なくなる仕組みを実現するとしている。

「借りて・返して・再利用する」循環型プログラム

■第一弾実証実験の概要

●日程
2021年11月22日~2022年5月31日

●実施店舗
丸の内エリアのスターバックス以下10店舗
丸の内ビル店/グランスタ丸の内店/KITTE丸の内店/丸の内オアゾ店/丸の内新東京ビル店/丸の内三菱ビル店/大手町プレイス店/大手町東京サンケイビル店/新大手町ビル店/皇居外苑 和田倉噴水公園店(2021年12月1日オープン予定)

●利用料金
実証実験スタート時は無料で利用可能

■実証実験の利用ステップ

利用者は次の4つのステップで利用可能となる。なお同実証実験は、NISSHAとNECソリューションイノベータが提供する容器のリユースサービス「Re&Go(リーアンドゴー)」を活用して実施するとのことだ。

1.店舗を検索する
Re&GoのLINEアカウントを友だち登録し、「お店を探す」で店舗を検索。

2.対象のスターバックス店舗でカップを借りる
ドリンク注文時にバリスタに本サービスを利用したい旨伝え、Re&GoLINEアカウントの「容器を借りる」をタップして、専用カップに付属されたQRコードを読み取る。

3.ドリンクを楽しむ
オフィスや公園などお好きな場所に持ち運んでドリンクを楽しむ。

4.対象のスターバックス店舗にカップを返却する
Re&GoLINEアカウントの「容器を返却」をタップして、店頭のQRコードを読み取り、カウンターにカップを返却する。

実証実験の利用ステップ

■プログラムの3つの特長

1.廃棄物・CO2を削減し、環境貢献度を見える化

持ち帰り(TO GO)時でもタフなカップを繰り返し使用することで廃棄物を削減するとともに、使い捨てカップ製造・廃棄時に発生するCO2も削減。またRe&Go LINEアカウントでは、サービスを利用することで削減に寄与した廃棄物・CO2量が可視化され、環境貢献を実感できる。

2.美味しさ続く保冷・保温性

すべてのドリンクに対応可能な保温・保冷性に優れたステンレス製カップで、ホット・アイスともに美味しさが長く続くという。フタ付きで移動時にもスマートに持ち運び可能。

3.手ぶらで来店・洗わず返却・クリーンに再利用

タンブラーを持参せずに手ぶらで来店の上カップを利用し、ご使用後はRe&Go加盟店舗であればどこでも、洗わずに返却が可能。その後は、高い衛生レベルを担保するため高度な技術を持つプロフェッショナルなパートナー企業がカップを洗浄するとしている。

ログラムの3つの特長