スターバックス コーヒー ジャパンは、11月11日より、全国のスターバックスのおよそ8割となる約1,300店で、「楽天ペイ」「d払い」「au PAY」でのコード支払いが利用できるようになると発表した。

これにより店舗での決済がさらに便利になり、また社会的に“非接触”が重要テーマとなっている中、安心して支払いできる手段として選択肢が広がるとのことだ。

スターバックスで対応する決済方式は、アプリに表示したバーコードを利用客がレジに提示し、ストア側が読み取る「ストアスキャン」方式。

スターバックスは、2002年に導入したスターバックス カードや、スターバックス カードと連動したロイヤルティ プログラム「スターバックス® リワード」などデジタルを積極的に活用し、利用客の生活に溶け込んだ心地よいスターバックス体験の提供を追求してきた。

2020年には、交通系電子マネーやQRコード決済の導入に続き、キャッシュレス支払いに特化した「スターバックス コーヒー 高輪ゲートウェイ駅店」をオープンするなど、利用客に向けて、デジタルを起点とした様々なサービス体験の可能性を広げる新たな取り組みにもチャレンジ。

日本では現在、キャッシュレスでの決済比率が指数関数的に上がっており、この3年間で年率2.6%上昇し、2020年で約30%に達したと推計されているという。

中でも、電子マネーとQRコードでの支払いニーズが高くなっているとのことだ。電子マネーでの決済額は2019年から2020年で約3,000億円増加して約6兆342億円、QRコードでの決済額は2019年から約4倍の約4兆2,000億円にまで拡大している。

こうしたニーズの高まりやライフシーンへの定着にともない、スターバックスでは、現在、来店する利用客の約半数がキャッシュレスで支払いをしているという。

キャッシュレスでの支払い手段が広がることで、利用客一人ひとりの好みやライフスタイルによって利用しやすいサービスを、より自由に選ぶことが可能に。

同時に、キャッシュレス決済が浸透することにより、店舗で働くパートナーにとってもレジでの業務軽減につながるため、利用客へのサービス提供により注力できるようになるとのことだ。

■利用客とのつながりを、より豊かで充実したものに。スターバックスのデジタルを活用した取り組み

スターバックス カードを2002年に導入して以来、スターバックスは、店舗はもちろん、店舗以外での利用客とのつながりも充実させるため、デジタルを積極的に活用した取り組みを進めてきた。

2017年に、WEB登録済みのスターバックス カードで商品を購入して「Star(スター)」を集めることができるロイヤルティ プログラム「スターバックス® リワード」をスタート。

2020年12月には、スターバックス® リワードに参加すると利用できる「Mobile Order & Pay(モバイルオーダー&ペイ)」を全国展開。

公式モバイルアプリや公式WEBサイトから事前に注文決済できるサービスで、レジの列に待つことなく商品を受け取ることができ、スターバックスで過ごす時間をさらに便利にする新たな習慣の一つとして、約100万人の人が利用しているとのことだ。

同じく2020年12月にスタートした「マイストアパスポート」は、全国のスターバックスの店舗ごとに異なるオリジナルのデジタルスタンプと店舗からのメッセージを集められる記録帳。

マイストアパスポートでは、スタンプのほか、国内のスターバックス店舗の利用数に応じた「トラベラーメダル」、同一店舗の利用数に応じた「リピーターメダル」など、スターバックスへの来店が思い出として残る仕組みを提供している。

スターバックスはこれからも、デジタルを活用して新たな生活様式に合った快適なサービスを拡充し、利用客一人ひとりにとって便利で心あたたまる購買体験を届けていくとしている。