出光興産は、ダイバーシティ&インクルージョン(以下、D&I)をさらに推進することを目的に、「D&I推進委員会」を設立し、10月29日にキックオフ・ミーティングを開催したという。

同社は、2030年に向けた企業ビジョンを「責任ある変革者」と定め、環境や地域の課題解決に貢献するエネルギーと素材の供給、次世代モビリティ&コミュニティの創出、先進マテリアルの開発に取り組んでいるという。

2030年ビジョンの実現に向けて、大きく事業構造を変革していく上で重要なのが「Open・Flat・Agileな企業風土醸成」であり、その根底をなすのが「D&I」。

多様な従業員が成長・活躍し、イノベーションを創出し続けるため、同社はD&Iの推進を経営戦略と位置付けているとのことだ。

同取り組みをさらに加速させるため、経営陣を責任者とした「D&I推進委員会」を設立し、10月29日にキックオフ・ミーティングを開催。

今後は、人事部内に設置したD&Iの専門組織である「D&I推進課」および全社横断的に活動する「D&Iワーキング」と連携して活動を推進していくとのことだ。

【D&I推進委員会の概要】

■目的
多様な従業員が生き生きと働き、活躍できる環境を作り、新たな価値を共創する。

■主な役割・機能
D&I推進に関する課題の抽出と経営陣への提言
取締役会への定期的な報告
その他、全社横断的な取り組みの企画・推進

■メンバー構成
委員長:代表取締役副社長
委員:取締役、人事担当執行役員の他、性別・職種など属性が異なる多様な役職者で構成(計8名)
アドバイザー:荷堂真紀社外取締役

■推進体制

推進体制図

同社は今後も、D&I推進の取り組みを通じて、多様な従業員が成長・活躍し、イノベーションを創出し続ける企業を目指すとしている。