ミクシィは、Dapper Labs Inc.(以下、Dapper Labs社)と業務提携に関する基本合意書を本年11月1日に締結したと発表した。

同社は日本市場において、Dapper Labs社が提供するブロックチェーン「Flow」を活用した新規事業創出を目指すとのことだ。

■基本合意書締結の理由

同社はSNS「mixi」やスマホゲーム「モンスターストライク」など、友人や家族といった親しい人と一緒に楽しむコミュニケーションサービスを提供してき。

昨年からは「エンタメ×テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」を中期経営方針に掲げ、共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」の提供を開始するなど、最新のテクノロジーを駆使したエンターテインメントやスポーツ領域での事業成長に注力している。

「Flow」は次世代のブロックチェーンで、開発者がNFTを含む消費者向けのアプリケーションを簡単に構築できるよう設計されており、誰もが開発できるオープンソースのプラットフォーム。

Dapper Labs社は、累計売上高8億ドルを超え、NFT市場で最大の成功と言われる「NBA Top Shot」を運営している。

「Flow」を生み出したDapper Labs社の持つ技術やノウハウと、同社が培ってきたエンターテインメントやスポーツ領域での事業開発のノウハウを生かして新規事業を創出することで、日本においても多くの人に楽しんでもらえるNFTサービスを提供できると考え、業務提携に関する基本合意書の締結に至ったとしている。

■主な合意内容

同社がブロックチェーン「Flow」を活用した新規事業の企画、開発を行い、Dapper Labs社は同社にブロックチェーン技術や運営ノウハウ、開発支援等を行う。日本国内でのサービス提供を目指すとのことだ。

また、同社が提供する既存サービスや企画、開発中のサービス等へNFTの活用を検討するにあたり、Dapper Labs社は知見の共有、技術支援等を行うとしている。