三菱商事と北海道電力は、「道南水力発電」を2021年11月に設立し、北海道道南地域において「水力発電所アライアンス事業」を実施することに合意したと発表した。
同事業は、道南地域に位置する北海道電力所有の七飯発電所、磯谷第一発電所、磯谷川第二発電所および相沼内発電所の4発電所に、北海道電力の子会社である、ほくでんエコエナジーが所有す大野発電所を加えた計5発電所のリプレースおよびリプレース後の発電事業を、道南水力発電が実施するもとしている。
北海道電力がこれまで培ってきた水力発電事業の知見に、三菱商事の国内外における再生可能エネルギー発電事業の知見を組み合わせることで、より効率的なリプレースおよび長期安定的な事業運営が可能となるという。
今後、道南水力発電は、順次5発電所のリプレースを進め発電事業を開始。
両社は、純国産かつ地域の貴重な水資源を活用した再生可能エネルギーである水力発電を長期にわたって最大限活用し、カーボンニュートラルの実現に貢献していくとのことだ。