BIGLOBEは、「人権とジェンダー平等に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。

同調査は、全国の20代~60代の男女1,000人を対象にアンケート形式で実施。調査日は2021年8月27日~8月30日、調査方法はインターネット調査としている。

1.この1年間で「人権問題への関心が高まった」6割弱

全国の20代から60代の男女1,000人に「この1年間の国内外の出来事(事件やニュース)から、人権問題への関心が高まったか」を質問したところ、「そう思う」(16.8%)、「ややそう思う」(39.5%)という結果に。

この1年間で人権問題への関心が高まった人が半数を超え、年代別では20代が5割、60代が7割弱という結果となった。

この1年間で、人権問題への関心が高まったか

2.差別的な発言について、「背景や理由を知りたい」5割弱、「どのような状況・人物でも許せない」3割

全国の20代から60代の男女1,000人に「“差別的な発言”について、ニュースや実際の場面に遭遇した際、どのように感じるか」を質問したところ、「差別的な発言をした背景や理由を知りたい」(48.2%)、「どのような状況・人物でも許せない」(30.1%)、「差別的な発言をした人物を嫌いになる」(23.1%)という結果となった。

一方、「特に何も思わない」(16.8%)は20代が28.5%、60代が7%と年代により大きな差がみられたとのことだ。

差別的な発言について

さらに、「会話やSNSで発言する際、人権問題についての配慮を意識しているか」という質問に対し、「常に意識している」は27.9%、「時々意識している」は39.4%と、7割弱が意識をしているということが明らかとなった。

年代別では「意識している」が60代は8割弱に対し、20代は6割強と意識の差も明確に。

3.企業の社会や環境への配慮、SDGsへの取り組みを意識50代・60代4割

全国の20代から60代の男女1,000人に「商品やサービスを選ぶ際に、企業の社会や環境への配慮、SDGsへの取り組みを意識しているか」を質問したところ、「意識している」は7.5%、「やや意識している」は28%という結果であった。

年代別では50代・60代は「意識している」、「やや意識している」が4割だったとしている。

さらに、「社会や環境に配慮し、日々の消費で実践していること」についての回答は「マイバッグ/マイボトルの持参」が69.6%、「家庭での食品ロスをなくす(食べきれる量を買う)」は52.4%、「箸やビニール袋などを使い捨てせず再利用する」は41.4となった。

他にも「過剰包装を断る」が37.9%、「再利用できる商品を選ぶ(充電式や詰め替え可能など)」35.5%が上位の回答に。

一方、「日々実践していることはない」と回答した割合は20代が25.5%、60代が9%という結果となり、若年層の環境問題やSDGsへの認知率は高いと言われているが、実際の消費行動や習慣につなげていくかが課題として浮き彫りになったとのことだ。

社会や環境に配慮し、日々の消費で実践していること

【調査概要】
調査名:人権とジェンダー平等に関する意識調査
調査対象:全国の20代~60代の男女1,000人
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021年8月27日~8月30日

<参考>
BIGLOBE『「人権とジェンダー平等に関する意識調査」第2弾