ウォルト・ディズニー・カンパニーは、アジア太平洋地域(APAC)において、メディアおよびパートナー向けイベントにて、ディズニープラスで配信されるグローバル、リージョナル、そしてローカル言語によるコンテンツの広範なラインナップを発表し、APACにて制作される18のオリジナル作品を含む20作以上の新しいコンテンツを初披露した。
ディズニー、マーベル、スター・ウォーズ、ピクサー、ナショナル ジオグラフィック、スターによる膨大なラインナップに加えて、APACで受賞歴があり新進気鋭のコンテンツ・クリエイターによる幅広いオリジナルの物語を消費者に届けるとのことだ。
ディズニープラスは、現在、オーストラリア、ニュージーランド、日本、シンガポール、インド、マレーシア、インドネシア、タイで提供しているほか、2021年11月からは韓国、香港、台湾でも提供開始されるという。
この新しいプロジェクトには、業界を牽引するコンテンツ・クリエイターによるオリジナル作品が含まれる他、多くの人気スターが出演するドラマ、コメディ、ファンタジー、ロマンス、SF、クライムサスペンス、ホラーといった実写シリーズから、日本、韓国、インドネシア、グレーター・チャイナ、オーストラリアを含む複数のマーケットのバラエティー番組、ドキュメンタリーやアニメまでもが揃う。
各地域の状況に応じて、今後これらのAPACの新作を配信予定であるとし、このプロジェクトの一環として、2023年までに50作を超えるAPACオリジナル作品に取り組む予定であるとのことだ。
またディズニーは、新しいブランド、スターも紹介。
スターを提供する地域では、ローカルの作品によりラインナップが強化される他、ディズニー・テレビジョン・スタジオ、FX、20世紀スタジオ、20thテレビジョン、タッチストーンなどのディズニーが誇る制作スタジオから数多くの映画やシリーズを届けていくという。
日本では、10月27日よりディズニープラスにスターが追加され、コンテンツラインアップが大幅に拡充される。
今後数年間に渡り、ディズニーは、ディズニープラスが届ける重要な作品ラインナップを次々と配信開始。
この中には、世界的に人気のあるフランチャイズ作品、スターが配信するゼネラル・エンターテイメント・コンテンツ、そしてAPACからはローカルの言語で制作されたオリジナル作品などさまざまなコンテンツが含まれるという。
APACの主な新作コンテンツは以下の通り。
- TBSとの特別な取り組みによって実現した『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』。
受賞歴がある俳優の鈴木亮平と賀来賢人が出演する医療ドラマ。 - 音楽、フィギュア、ゲーム、アニメなど幅広く展開され世界的に人気のキャラクターである「BLACK★ROCK SHOOTER」の日本のリブートアニメ『ブラック★★ロックシューターDAWN FALL』をディズニープラスで見放題独占配信。
- 日本のウェブ漫画アプリ「少年ジャンプ+」で累計1.3億PV以上を誇る日本を代表する漫画作品の1つ『サマータイムレンダ』を原作とするアニメをディズニープラスで見放題独占配信。
- 「四畳半神話大系」の続編であり、数々の賞を受賞した森見登美彦の最新作×海外受賞歴多数の制作スタジオScience SARUによる日本の新作アニメーションシリーズ『四畳半タイムマシンブルース』をディズニープラスで見放題独占配信。
- ディズニープラスと劇場でしか見られない『ブラックピンク:ザ・ムービー』。
チャートでトップに輝く韓国のポップ・グループの結成5周年を記念して、彼らに追ったドキュメンタリー作品。 - アクション・ヒーロー・サスペンス『ムービング(原題)』。
自分たちに普通ではない能力があることを知る3人のティーンエイジャーを描いたカンフル氏によるウェブマンガが原作の究極の大ヒット作品。 - 韓国のトップ俳優チョン・ヘインとブラックピンクのジスが出演するロマンティック・メロドラマ・シリーズ『スノードロップ(原題)』。
2019年にメガヒットを記録した韓国ドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』のクリエイターたちが生み出す若いカップルのハートウォーミングなストーリーで、今年最も期待されるドラマのひとつ。 - 韓国のエリート・ポリス・アカデミーを舞台にした青春ロマンティック・シリーズの『ルーキーズ(原題)』。
K-POPアイドルのカン・ダニエルがドラマ・デビューを飾る。 - 同名タイトルのヒット映画を原作にした『スサー・シンヤル (バッド・シグナル)(原題)』。
西ジャワの高級リゾートホテルを運営するホテルの従業員たちを描いたコメディ・ドラマ・シリーズ。 - 受賞歴のある映画監督ジョコ・アンワルのクリエイティブなビジョンの元で、スクリーンプレイ・ブミランジット社が制作する『ブミランギット(原題)』の第1弾シリーズが近々開始。
- 才能豊かなチェン・ボーリンが出演する『スモール&マイティ(原題)』。
彼にとって「イタズラな恋愛白書」以来となる台湾ドラマへの復帰作品であり、自分探しを描いたコメディ・ドラマ。 - 歴史ドラマの『デリカシーズ・デステニー(原題)』。
ベテラン・プロデューサーのユー・ジョンによる「瓔珞<エイラク>〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜」の成功に続く最新企画で、食を題材にしたラブコメ作品。 - ディズニープラス初のオーストラリアのドキュメンタリー作品『シップレック・ハンターズ(原題)』。
西オーストラリアの膨大な沿岸における難破船のミステリーに迫ります。
東京ではイベントを開催
東京で実施されたイベントでは、数多くのコンテンツが発表され、クリエイター、出演者がイベントに登場。
最初に、ディズニープラスのスターで配信されるFXシリーズ最新作『ショーグン(原題)』より、主演・真田広之さんから撮影が始まったばかりのカナダ・バンクーバーよりスペシャルメッセージが到着。
その他にも、新たに2作のドラマが初披露され、まずは、人気コミック『ガンニバル』のドラマ化プロジェクトが発表され、主演の柳楽優弥さんのスペシャルメッセージが披露された他、世界的巨匠ポン・ジュノ監督がその才能を認めた片山慎三監督と、先日カンヌ映画祭で脚本賞を受賞した大江崇允さんが登壇し、プロジェクトへの意気込みを語ったとのことだ。
イベントの最後には、人気エッセイのドラマ化が決定した『拾われた男』から、原作者の松尾諭さん、主演の仲野太賀さん、草彅剛さん、伊藤沙莉さんがサプライズで登壇し、作品への想いを熱く語ったという。
また、アニプレックスによるディズニーの人気スマートフォンゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド」のアニメ化計画も発表。
ウォルト・ディズニー・ジャパン 代表取締役社長Carol Choi(キャロル・チョイ)氏は次のように述べている。
「私たちは、日本において大きな創造的野心を抱いています。 私たちの願いは、グローバル、リージョナル、ローカル言語のコンテンツを適切に組み合わせて、日本のお客様に楽しんでいただくことです。これまでの国内におけるディズニープラスの成功と、今後のスターの開始により、私たちは日本のコンテンツ・クリエイターと築いた強固な関係を活かし、最高のオリジナル・ストーリーをお届けしていきます。また同時に、日本のクリエイティブの素晴らしさを世界に発信し、消費者の皆様との深いつながりを育んでいきたいと思っています。」
APAC クリエイティブ・エクスペリエンス・プログラム
ディズニーは、本日、ウォルト・ディズニー・カンパニーの「APAC クリエイティブ・エクスペリエンス・プログラム」の開始を発表した。
「APAC クリエイティブ・エクスペリエンス・プログラム」は、APACの多くのトップ・クリエイターたちと、ディズニーのワールドクラスのフィルムメイカーやクリエイターたちを繋げるという、これまでにない初のオーダーメイドの取り組みであるという。
創作のためのマスタークラスやライブでのパネルディスカッションをはじめとする様々な繋がりを深める活動を通して、ディズニーはAPACのトップのクリエイターたちを、ディズニーの主要なスタジオのトップ・エグゼクティブやクリエイターたちと引き合わせるとのことだ。