日本航空(以下、JAL)、フードバレーとかち推進協議会、JALUXは、三者連携による北海道「十勝」のさらなる地域産業発展を目指し、包括連携協定を締結したと発表した。
これまで様々な企業連携や人財育成を通じて、十勝の地域活性化に取り組んできたフードバレーとかち推進協議会は、今年の7月に帯広=東京(羽田)線就航56年目を迎えたという。
羽田空港を経由した国内・海外へのネットワークやプロモーション力を持つJAL、大消費地マーケットへの販売力やマーケティング力、商品企画ノウハウを持つJALUXの三者が連携することで、十勝が有する特性・優位性や蓄積されてきた産業基盤を活用し、地域活性化に寄与するとのことだ。
今後の具体的な取り組みとして、十勝産食材を活用したJAL客室乗務員監修による商品開発と販売、三者が有する資産を活用した商品のプロモーションやアグリツーリズムでの十勝誘客などを実施するとしている。
なお、同協定に先んじて、「フードバレーとかち」のロゴを配した十勝地方のオリジナルフレッシュチーズの販売を首都圏にて開始しており、とかちブランドの認知拡大に取り組んでいるとのことだ。
<包括連携協定概要>
1.目的
三者が互いの資源等を活用し、連携しながらそれぞれの機能を効果的に発揮することにより、十勝の食関連産業の振興に寄与することを目的とする。
2.協働事項
(1)十勝産食材を活用した商品開発に関すること
(2)十勝産食材・加工品の物流および販路拡大に関すること
(3)食関連産業に係る情報取得に関すること
(4)地域産業の振興に関すること
(5)その他三者の協議により決定した事項に関すること