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Twitterは、Tip Jarをチップ(Tips)という名称に変更し、暗号資産を含め決済方法の選択肢を増やして、本日より提供を開始すると発表した。
何らかのサポートを募る人々が、プロフィールやツイートに決済サービスのリンクを掲載できるようになり、Twitterは、新たに「チップ」機能をリリースし、ユーザーのプロフィールにCash App、Patreon、Venmoやその他のプラットフォームでの決済方法を固定表示し、チップを気軽に送れるようにするとのことだ。
お気に入りのアカウントにささやかなお礼をしたい、面白おかしいツイートで笑わせてくれる新進気鋭のコメディクリエーターへの愛を示したい、困難な状況にある中小企業の経営者を支援したい、意義のある活動に寄付したい、といった目的にチップ機能を役立てられるとのことだ。
まずはiOSの利用者に提供を開始し、その後、数週間かけてAndroidの利用者にもチップ機能を提供していくとしている。
チップ機能の仕組み
プロフィールページで、フォローボタンの隣に、お札風のチップアイコンが表示されていれば、そのアカウントのチップ機能は有効になっているという。
アイコンをタップすると、そのアカウントが利用している決済サービスやプラットフォームのリストが表示され、選択ができる。利用可能なサービスは以下のとおり。
- Bandcamp
- CashApp
- Chipper
- Patreon
- Razorpay
- Wealthsimple Cash
- Venmo
また、今回の正式リリースに伴い下記の決済サービスも新たに使えるようになったという。
- オンライン資金調達プラットフォームのGoFundMe
- ブラジルのモバイル決済プラットフォームのPicPay
タップして利用したいサービスに移動して送金できる。なお、Twitterは手数料をとらないとのことだ。
ライトニングネットワークを使ってビットコインでチップを送る
また今回、上記の現行決済手段に加えて、Strikeを使ってビットコインでもシームレスにチップを送れるようになったとしている。
Strikeは、ビットコインでの送金・入金を可能にするべくビットコインライトニングネットワーク上に構築されたアプリケーション。
Strikeはエルサルバドルと米国(ハワイ州とニューヨーク州を除く)で利用可能。対象となる地域の人々は、Strikeに登録し、Strikeのアカウント名を入力することでライトニングネットワークを介してビットコインのチップを受け取ることができる。
なお、どのビットコインライトニングウォレットからもStrikeアカウントにチップを送ることができるとしている。
同社はTwitterを使う全ての人に、金銭を受け取る手段を提供したいと考えているという。デジタル通貨は、この経済圏へのあらゆる人の参加を可能にし、国境を超えた金銭のやり取りにまつわる障壁を低減する、私たちが目指す世界に到達する近道となるとのことだ。
ビットコインのアドレスをチップ機能に追加する
プロフィールでチップ機能を有効にすると、ビットコインのアドレスを追加できる。アドレスをコピーして、これらの暗号資産のウォレットに貼り付けて、直接支払うことも可能。
なお、チップ機能を有効化したり、送信できるのは18歳以上。
また、Twitterのサービスを安全に利用していただくために規定された、新しい一般的なチップポリシー(General Tipping policy)に同意する必要があるとのこと。
このポリシーは、Twitterの執行措置の指針となるものであり、他のルールと同様に、世界中の利用者のチップ機能の利用拡大に伴い、アップデートしていく予定であるとしている。