Amazonは、新世代「Kindle Paperwhite」と、新たに追加された「Kindle Paperwhite シグニチャー エディション」、そして子ども向けの「Kindle Paperwhite キッズモデル」の3機種を発表した。

Kindle Paperwhiteは、提供開始以来、Kindleシリーズで最も人気があり、発表された機種は全て、優れたハードウェア、高速なパフォーマンス、新デザインのユーザーインターフェース、前機種に比べて大きいディスプレイ、向上させたバッテリー寿命、色調調整ライトを搭載するなど、より心地良い読書体験を提供するという。

さらに、Kindle Paperwhite シグニチャー エディションでは、自動明るさ調整機能を追加するとともにKindleシリーズ初のワイヤレス充電に対応している。

Amazon.com デバイス担当バイス・プレジデントのケビン・キース(Kevin Keith)氏は、次のように述べている。

お客様には長年にわたりKindle Paperwhiteをご愛用いただいていますが、新世代機ではよりプレミアムな体験をお届けできるよう、開発に力を入れました。より快適な読書体験を可能とする暖かみのある色調や、前機種より大きくなったディスプレイ、20%高速化されたページめくり、最大10週間のバッテリー持続時間、防水機能などを備えるとともに、本体をコンパクトなデザインに仕上げ、昼夜を問わず読書を楽しむことができます。従来以上に、どこにいても数百万冊以上のセレクションから本に読みふけることが可能です。

より大きく、より暖かみのある色合いで読書ができるディスプレイに

新世代のKindle Paperwhiteは、Kindle Paperwhite史上最大となる6.8インチ、300ppiのディスプレイを搭載。

光の反射をおさえ、くっきりとしたテキストで本物の紙のように表示するため、直射日光の下など、どんな状況でも読書しやすく、ディスプレイの輝度も前機種に比べて最大10%向上し、目に優しく、安心して読書を楽しめるとのことだ。

また、色調調節が可能になり、明るいホワイトや暖かみのあるアンバーから選べるので、昼夜を問わず、いつでも読書を楽しむことができる。

さらに、Kindle Paperwhite シグ二チャー エディションには、自動調整フロントライトが搭載されており、周囲の明るさに応じてディスプレイが輝度を自動的に調整し、どのような状況でも心地よい読書が可能であるとのことだ。

バッテリーを気にせず、どこでも、より長時間読書を堪能

新世代Kindle Paperwhiteと、新機種Kindle Paperwhite シグ二チャー エディションは、最大10週間持続可能となるKindle Paperwhite最長のバッテリー寿命を実現し、加えてUSB-Cの高速充電により、9W以上のアダプターを使用した場合、わずか2時間半で充電が完了するという。

また、Kindle Paperwhite シグ二チャー エディションは、Kindleシリーズで初のワイヤレス充電に対応し、互換性のあるワイヤレススタンド(別売り)による充電が可能。

さらに両機種とも、IPX8規格に準拠しており、偶発的な水没にも耐えられるように設計されているため、浴室やビーチ、プールなど場所を問わず読書を楽しむことも可能。

Kindle Paperwhiteには8GB、Kindle Paperwhite シグ二チャー エディションには32GBのストレージが搭載されており、多数の書籍、マンガ、新聞、雑誌などを保存できる。

環境にやさしい設計

新しいKindle PaperwhiteとKindle Paperwhite シグニチャー エディションは、気候変動対策に関する誓約(Climate Pledge)に基づき、再生利用プラスチック60%、再生利用マグネシウム70%が使用されている。

さらに、新製品のパッケージの94%が木質繊維をベースにしており、その原材料については適切な方法で保全管理された森林またはリサイクル資源から調達されているとのことだ。

【Kindleシリーズ共通の機能】

読書体験を豊かにする新しい機能

・一新されたKindleシリーズの読書体験 – 新インターフェース
Kindleシリーズのインターフェースを一新し、複数の新機能を追加。デバイスを手にして読書を始めた瞬間から、ホーム画面、ライブラリ、読書中の本の間での画面の切り替えが簡単に行えるようになるなど、より簡単で直感的な読書体験ができるようになった。

Kindleデバイスの設定は、画面の上から指でスワイプダウンするだけで変更が可能になり、画面の輝度などの調整や、機内モードやダークモードをオン/オフしたりすることが簡単に。

また、iOSおよびAndroidに対応したKindleアプリでは、アプリを使ったクイック設定ができるように。Kindleデバイスを自身のスマートフォンとペアリングするだけで、手順も少なく、すぐにKindleデバイスの利用を開始できるとしている。

・表紙を表示
Kindleのロック画面に今読んでいる本の表紙を表示。表紙は広告なしの機種で表示させることが可能。

Kindleシリーズ共通の従来の機能

・Whispersync
Kindle電子書籍を読み終わった最後のページやブックマーク、注釈を保存、同期化し、Kindleアプリを利用して手持ちのどのデバイスでもすぐにその続きを楽しめる。

・Word Wise
数多くの洋書(英語)で利用でき、難しい洋書も、読んでいるその場で英単語を調べ、理解しながら楽しむことができる。読書中に出てきた難しい英単語には簡単な単語で意味が表示され、新しい言語を学ぶ人も、読書を中断することなく、英語の本をより簡単に読み進められるとのことだ。

【Kindleストアについて】

書籍、マンガから雑誌まで豊富な品揃えを持つ電子書籍ストア – Kindle電子書籍ストア

すべてのKindleシリーズと同様に、新モデルは、以下のようなKindle本ストアに簡単にアクセスが可能。

・膨大な品揃え
最新のベストセラーを含む700万冊以上の書籍やマンガ、雑誌に加え、本のレビュー、キャンペーンなどの情報を提供。

・Kindle Unlimited
200万冊以上の豊富な本、マンガ、雑誌および洋書の中から好きなだけ読み放題で利用できる月額サービス。毎月新しいタイトルを追加しているため、新しい本との出会いも楽しめる。

・Prime Reading
プライム会員向けのサービスで、数千冊の本・マンガ・雑誌などの中から好きなものを好きなだけ追加料金なしで読むことができる。

【価格と購入方法および出荷開始時期について】

新世代Kindle Paperwhiteのカラーはブラック、8GBのストレージ容量、広告付きの機種の価格は14,980円(税込)、広告無しの機種の価格は16,980円(税込)で提供。

Amazon.co.jpにて9月21日から予約受付を開始し、出荷開始は10月27日を予定している。

また、新たに追加されたKindle Paperwhite シグニチャー エディションのカラーはブラック、32GBのストレージ容量、価格は19,980円(税込)で、Amazon.co.jpにて同日から予約受付を開始し、出荷開始は11月10日を予定。

さらに、新Kindle Paperwhite 2機種に対応するカバーとして、コルクカバー (ダーク、ライト)、レザーカバー (ブラック、ディープシーブルー、ラベンダーヘイズ、メルロー)、とファブリックカバー(ブラック、ディープシーブルー、ラベンダーヘイズ)を用意。

また、新世代Kindle Paperwhiteは、エディオン、ケーズデンキ、上新電機、ドン・キホーテ、ビックカメラ、ヤマダ電機でも順次発売開始を予定。

さらに、Kindle Paperwhite シグニチャー エディションで利用可能な、Made for Amazon認定Anker社製のワイヤレス充電スタンドは、3,480円(税込)、Kindle Paperwhite シグニチャー エディションとAnker社製のワイヤレス充電スタンドのセットは22,460円(税込)で用意。

ワイヤレス充電スタンドおよびセットはAmazon.co.jpにて予約受付を開始し、出荷開始は12月1日を予定しているとのことだ。