Amazonは、9月の小児がん啓発月間にあわせ、小児がんの子どもたちと家族が直面する様々な問題に光を当て、支援と理解を社会にも広く呼びかけるため、「Amazon Goes Gold」キャンペーンを展開している。
「Amazon Goes Gold」は毎年、北米、日本、スペイン、ドイツ、英国、フランス、ポーランド、チェコ共和国、オーストラリアなど、世界中のAmazon従業員が一斉に力を合わせて、取り組んでいるキャンペーンであるという。
日本では、今年が4回目の実施となる。
今回、「Amazon Goes Gold」キャンペーンの1つとして、鳥栖フルフィルメントセンター(FC)が佐賀県武雄市教育委員会の協力のもと、武雄北中学校と川登中学校の市内2校の中学3年生約50名を対象に、小児がんへの理解を深めるオンライン特別授業を支援したと発表した。
武雄市は、21世紀を生き抜く力を育むために、学校教育にいち早くタブレットなどのデジタル機器を導入し、情報通信技術を活用した「ICT教育」を積極的に推進している。
今回、佐賀県鳥栖市にある「九州国際重粒子線がん治療センター」の中川原章理事長を講師に招き、国内外の小児がんの現状ついて、中学生にもわかりやすく説明。
中川原理事長は、佐賀県在住の小児がん治療の権威であり、日本のみならず世界保健機構(WHO)などと連携し、アジアの小児がん治療に当たっているNPO法人「小児がん・まごころ機構」の理事長も務めている。
参加した生徒たちからは、「世界に目を向けると、国の経済状況により、治療も満足に受けられない子どもたちがいる現状を知りました。」、「私たちと同じような年齢の患者さんが、病院にも満足に行けないことに胸が痛みました。」などの感想が寄せられ、中川原理事長とともに、どんな解決策があるか意見交換を実施したとのことだ。
AmazonのFCは、所在する近隣への地域貢献として、学校教育の支援にも力を入れている。
佐賀県では2012年から鳥栖FCが稼働しており、今回はオンライン特別授業の支援という形で、FCの近隣でがん治療にたずさわる中川原理事長と中学校を結び、中学生たちの視野を医療や世界に広げる架け橋としての役目を担ったという。
アマゾンジャパン合同会社 甲良真一サイトリードは以下の通りコメントしている。
「日本全国、そして世界中で小児がんと闘う子どもたち、そのご家族、関係者のみなさまに敬意を表します。Amazonは、9月の小児がん啓発月間に際して、全国のFCが所在する地域に根差したボランティア活動から、全国の病院で小児がんと闘う子どもたちをつなぐオンラインイベントなど、社員一丸となって、小児がんと闘う皆さまの気持ちに寄り添った活動を積極的に行って参ります。私たちは、地域の病院、研究機関、NPOなどたくさんのコミュニティとの交流を大切にしています。さらに小児がんへの理解の輪が大きくなることを期待しています。」
<オンラインイベントの案内>
「世界のすべてのがんの子どもを救おう 〜WHO GICC in TOKYO2021〜」を開催。
2021年9月25日 午後2時~4 時
申し込み締め切り:9月24日まで(先着1,000 名)
国立がん研究センターよりライブ配信予定(視聴無料)
ライブ視聴申込はこちらから https://mocc4u.org/
主催:NPO 法人 小児がん・まごころ機構